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2021年10月03日

トカレフTT-33用ホルスター(Holster for Tokarev(Токарев) TT-33)

みなさん、こんにちは。
16号の台風一過、当地大阪は見事な秋晴れです。日中の最高気温はまだ30℃を超えますが、早朝には16℃まで下がり、確実に秋がやって来たことを実感します。暑がりの私は大変嬉しく思っております。

もとより私自由民主党党員ではありませんが、現在の与党である自民党の新総裁岸田文雄氏が程無く首班指名され日本国総理大臣となる以上、日本国民としてその党役員人事や組閣メンバー構想に注目するのは当然であります。しかしながら氏の総裁選挙以前の発言と、党役員人事や組閣内容を総合的に勘案しますと、旧態依然の感が否めません。「老・壮・青のバランス」だそうですが、ご本人に貫録を感じ得ないこともあり、「誰からもそれ程嫌われないように振る舞い、長老のご意向を忖度し、目立ちたい時はグイグイ表へ出るけどイヤな事からはコソコソ隠れるような操られチキン内閣」になりそうな気がします。

さて、緊急事態宣言も蔓延防止等重点措置も解除された中今回お送りするのは、寄り道コレクションから「トカレフTT-33用ホルスター(Holster for Tokarev(Токарев) TT-33)」です。もう8年も前にKSCから発売されたガスガンのトカレフを「軍用銃ファン」として購入したのですが、やはり適切な相棒と言うか伴侶と言うか、付随するアクセサリーと言うか、米軍のガバメントであればM-1916ヒップ・ホルスターなどがそれに当たりますが、そんなモノをいつかは侍らせてやりたいと長い間思い続けてきました。
ソ連軍軍装については全く興味が無い訳ではありませんけれども、「現存するモノが少なそうだし、そうすると当然価格も高価だろうし、一通り揃えるにはドイツ軍装備以上の資金が必要だろうなぁ」と財力面の理由から早々と蒐集対象からは外れております。で、どこに落としどころを見出すか、最近になってようやく一応恰好が付くモノを入手して、トカレフ君には何とか納得してもらうことにしました。ソ連軍軍装品についての知識は皆無ですので、今回の記事は画像以外の資料的価値は全くありませんのでご容赦ください。KSCのトカレフTT-33の過去記事(←クリックで別ウィンドウが開きます)も宜しければどうぞ。

↓はい、本題のトカレフTT-33用ホルスターです。上記理由から、当然高価なWW2モデルではありません。本当はWW2モノが欲しいのですが、でもいいんです。トカレフ用でロシア製で本革製ならばイイんです。蓋フラップは凸スタッドに本体裏側から伸びるストラップの切込みを掛けて留める構造です。


↓裏側です。ベルトに吊るすベルト・ループやフラップを留めるストラップはリベットのみで本体に付けられています。


↓クリーニング・メンテナンス・ロッドを収めるための造作。


↓グリップ底部側からの雨水砂塵侵入防止のためのベロが付いてます。


↓フラップを開きました。予備マガジンケースが露わになりました。使用されている革は多分豚革だと思います。


↓フラップの裏にスタンプが打たれています。


↓若干掠れていますし、私、ロシア語についてはサッパリ無学で、且つネットでもまだ十分調べることが出来ておらず、間違ってるかも知れませんが多分こうではないかと読み取れるのは真ん中の「ЛЕНИНГРАД」と右側の「1991」(?)と「ОТК 5」です。「ЛЕНИНГРАД」は「LENINGRAD」、言わずもがなレニングラード。ソ連崩壊後は呼称がサンクト・ペテルブルクへと変更された、モスクワに次ぐロシア第2の都市です。「1991」は「1991年製」の意で、この1991年というのは12月にソビエト連邦が「崩壊」し、ロシアへと移行した年で、その意味ではソ連最後の年であり歴史的な年だと言えます。「ОТК 5」は多分「Отдел Технического Контроля 5」の略ではないかと思ってます。ソ連時代は各企業内に「Отдел Технического Контроля=Department (of) technical control(技術管理局)」があり、例えばその「第5部門」という意味ではないかと思ってます。


↓こっちのスタンプについては全く推測すら出来ません。すみません。


↓凸スタッドは真鍮製です。ピンボケですね。


↓銃の出し入れは楽そうです。さっき見たグリップ底部側の雨水砂塵侵入防止ベロだけには若干気を使います。使い込んでないうちは内側へクセが付いているのでイチイチ外側へ押し広げてながら銃を挿入してやる必要があります。予備マガジンケースは摘み出しやすいように上端が半円形に欠かれてあります。


↓内部には水抜き穴などはありませんし、内張もありません。裏革剥き出しです。


↓クリーニング・メンテナンス・ロッドを収納するためのスロットと…


↓先端を覆うポケット。


↓ベルト・ループは至極単純な作りです。フラップ部分は別部材で、本体とは縫製により繋がっています。米軍のM-1916のように本体とフラップが一続きにはなってません。


↓ベルト・ループ、フラップ留めストラップはクロムメッキのリベットだけで留められています。


↓ホルスターと一緒に付いてきたクリーニング・メンテナンス・ロッド。ブルー染めの鋼鉄製です。


↓先端はプレスされて平たくなっており、鉤が作られ、クリーニング・パッチなどを通す孔が開けられています。星形(☆)の刻印があります。


↓鉤の先端は若干曲げられています。曲げられたのか、曲がってしまっているのか、生憎知識不足のため分かりません。


↓裏側には特筆すべきものはありません。


↓ロッドのもう片方の末端は円を描いてニギリ部分となり、最末端はプレスされてマイナス・ドライバーのような形状になっています。


↓拡大。マイナス・ドライバーだとすれば、トカレフでどのように使うのでしょうか。スライド・ストップのリテイニング・クリップを開く時?実銃があれば分かるかも知れませんが、ガスガンしかないので分かりません。


↓クリーニング・メンテナンス・ロッドの他にランヤードもホルスターに付いて来ました。長さを調節するデバイスは無く、全長約80cm程です。


↓ランヤードの一方の末端は7cm程の輪になっています。軍服のエポレットに通すのでしょうか。もう片方の末端にはクリップがあり、このようにマガジン底部のリンクに着けるか…


↓グリップ下部のランヤード・リンクに着けるかは、兵士の好みに任されていたのでしょうか?


↓革製のランヤードに円型のクロムメッキスティールリングを介して取り付けられたクリップ。ニッケルメッキの至極シンプルなモノです。


↓内側には丁寧に綾目ローレットが入っています。クリップをつまんで脱着する際に指が滑らないよう、外側に施すべきだと思いますが如何でしょうか?



以上学術的情報を伴うことなく画像を羅列して参りました。
このホルスター(ランヤードとクリーニング・メンテナンス・ロッドとの3点セット)ですが、US ebayで昨年の年末に送料無料でUS$30.00程で入手しました。ある国内のサイトで、上で見て頂いたクリーニング・メンテナンス・ロッドが「マカロフ用」であるとの記述を見たのですが、ホルスターとセットでサープラス業者が売ってましたし、もしそうだったとしても、気になりません。雰囲気重視です。
お手頃価格で全革製で、WW2のスタイルから余り異ならないモノは無いかと探した結果これを贖いました。おもちゃの鉄砲に合わせてのアクセサリーですし一応「軍用実物」なので、まぁまぁ「それなりの雰囲気」を味わえるので満足しています。
到着時は革が結構乾燥しておりまして、フラップは開いた状態で閉じようとしたら革が割れる?ぐらい強張っていましたので、皮革製品の知識を持ち合わせないなりにミンクオイルを塗布・優しく擦り込み・ラップで包んで床暖上に放置・塗布・優しく擦り込み・ラップで…を一カ月ほど繰り返してようやく普通に開け閉め出来るようになりました。
他にもトカレフ用のグリップやマカロフ用のホルスター、モシン・ナガン用のスリング、ハンド・ガードなどロシア軍のサープラス品だと思われる品が比較的安価で大量に売り捌かれていました(今もまだまだ出品されています)。グリップは「銃の部品である」という理由で税関で止められる可能性が大なので購入に踏み切れません。君子危うきに近寄らず、です。スリングはギリギリ大丈夫でしょうか。でも「附属品」ではありますし、拡大解釈で止められるかも。でもその論理で行くと「マイナスネジ」も銃の部品として取られ兼ねませんね。難しいところです。
ホルスターについては、リベット止め・縫製の違いはあれど、ほぼ同じモノが国内では5,000円前後程度で販売されてますね。細部に拘らなければ国内で買っても良かったかも。

それでは今回はこの辺で失礼いたします。また2週間後にお会いしましょう。
ご機嫌宜しゅう。





  

Posted by Sgt. Saunders at 12:00Comments(0)Toy Gun

2019年09月02日

トカレフT33(Tokarev(Токарев) ТТ-33)のガスガン

みなさん、こんにちは。
お盆休みを取るためにその準備で忙しく、休み明けはその間に溜まった仕事の後始末に忙しく、休日はその反動でほぼボケーっとしまくっておりました。
休みの間に自室の片付けをしていましたら懐かしいモノが出て来ましたので、「次の投稿ネタは何にしようかな」と考えておりました私は安直にも「よし、コレで行こ」と即断しましたが、記事にするのにはまた気力が必要でして、本日どうにか形を調えましたのでご覧ください。
本来は隔週日曜日正午が新規投稿の定刻なのですが、本日イレギュラー的に投稿をおこないました。


ピストルは無可動化しても所持は出来ないそうで、ま、出来たとしても恐らくお値段の関係で私が入手することはないです。となると所謂玩具銃で我慢しなければならないのは他の同好の士の方も同様だと思います。私WWII中の軍用銃に興味があると言えどもソビエト軍のモノにはそれ程興味はありませんでしたが、ガスガンとして楽しむことに重点を置いて見た時に「トカレフか…。KSCか…。よし、買お。」と勢いで買いました。もう6年も前に発売されたモノなんですね。多分購入後累計で200発も撃っていないと思います。昨年再版されたことは知りませんでした。
あらかじめお断りいたしますが、今回の記事は実銃の歴史的・技術的考察やガスガンとしての性能についての叙述は殆どありませんのでご了承ください。

トカレフって何?→「正式名称を「トゥルスキー・トカレヴァ1930/33」Тульский-Токарева 1930/33(トゥーラ造兵廠・トカレフ 1930年/33年式)と呼び、略してTT-30/33とも呼ばれるが、一般には設計者フョードル・トカレフにちなみ、単に「トカレフ」の名で知られている。 (Wikipediaより引用)」

普段ガバメントに慣れ親しんでいますので、どうしてもガバメントと比べてしまいます。グリップ・セフティが無いとかマニュアル・セフティが無いとか細かい点は別にして、ドイツやイタリアのオートマチックにある、ある種の優美さとは異質の「武骨な雰囲気」は似てますよね。グリップの上下長さ(トリガー・ガードの付け根から下端までの長さ)がガバメントのそれよりもちょっと短くて、私の手では小指がマガジンのフロア・プレートに覆い被さってしまい、マガジン・チェンジした時に小指の第二関節周りの肉がグリップ下端とマガジンのフロアー・プレートとの間で挟まれて痛いです。

↓シリアルナンバーと製造年の刻印。シリアルナンバーは、確かKSCが本当に通番が入れられていたように思うのですが、違いましたかね?☆印は、やはり「赤軍」のシンボルとしての存在感があります。スライドに施されたセレーションは太・細互い違いの模様になっていて、この辺りやスライド後端辺りには、若干の飾り気を感じ取れます。


↓トリガー・ガードの上端と右端に刻印が施されています。取説にはそれぞれ何を表しているか説明があったように思いますが忘れました。


↓グリップ・パネルには社会主義の☆と「CCCP(Союз Советских Социалистических Республик=Soyúz Sovétskikh Sotsialistícheskikh Respúblik=Union of Soviet Socialist Republics=ソビエト社会主義共和国連邦)」の文字。


↓ランヤード・リングとそれに配慮したグリップ・パネルの切り欠き。


↓武骨なイメージに反して?この心配りは意外です。


↓右側面。左側面よりも更にノッペリした感じは、これもガバメントに相通じる?モノがあります。エジェクション・ポート後端に見えるエキストラクターはモールドしてあるだけの「なんちゃって」です。


↓そんな中でひと際目立つのが、スライド・ストップをこちら側で留めているクリップ。機能的・コスト的にはこれで良いんでしょうけど、ここには流石に武骨さとは違う「安っぽさ」を感じてしまいます。


↓こちらの側でもトリガー・ガードの上端と左端に刻印が施されています。スライド・ストップのリテイニング・クリップの左端下にも小さい刻印が。トリガーにも☆の刻印があります。


↓ホールド・オープン状態。


↓バレル内部には4条のライフリングが再現してあります。


↓7.62x25mmトカレフ弾が飛び出すマズル。ガバメントの45口径や9mmパラには、やはり迫力で劣りますね。


↓照星と照門。軍用銃らしいシンプルなデザインです。ダミーのファイアリング・ピンも再現されています。


↓もっと近づいて見ました。スライドとフレームとの噛み合わせはカッチリしています。ハンマーのセレーションもきっちり入っています。


↓スライド上面後方。シリアルナンバー「30241」、製造年「1936」、社会主義のシンボル「☆」。


↓グリップ自体は比較的薄いですが、グリップ・パネルが膨らんでいますのでホールドする上での適度な厚みが確保されています。グリップ・フレーム自体の後面にはガバメントのような滑り止めのためのチェッカリングやセレーションはありませんし、グリップ・セフティもありません。


↓グリップ前面にもセレーション等はありません。


↓グリップ全体としてはガバメントと比べると厚みはやや薄く、前後の長さもやや短い気がします。マガジンにランヤード・リングが付いているのは出始めのガバメントにおける場合と同じですが、WWII中においてもトカレフの場合はまだ付けておきたかったんでしょう。効果はあったんでしょうか。


↓マガジンです。もっともガスガンとしてのマガジンです。実銃のマガジンにはまだお目に掛ったことがありませんので「リアルだ」とか申せません。実銃のマガジンならば側面に開いていたんであろう残弾確認孔を模して6箇所円く研削されています。


↓マガジンにはBB弾が10発装填できます。サバゲのサイド・アームとしてはやや心細いです。



今回の投稿は本当に中身が薄いと言いましょうか、単なる一ガスガンのインプレッションになってしまいました。
本当はトカレフ用のWWII時のホルスターを入手してこのガスガンとコンビにしてコレクション完了としたいのですが、なかなかいい出物がありません。eBayでもそうそうお目に掛れません。

また、今回、画像の大きさがまちまちですみません。すべてスマホ撮影です。画像の大きさが何でこんな様々に変わっているのか。
宿題にします。

それでは今回はこの辺で失礼いたします。さようなら。



  

Posted by Sgt. Saunders at 21:51Comments(0)Toy Gun