2018年12月30日
M2 .30-06弾をM1リンクで弾帯に(M2 .30-06 Ball in M1 metalic link )
皆さん、こんにちは。
歳末の大掃除、年越し準備にお忙しい中おいでいただきましてありがとうございます。
私も家の中の大掃除を応分に担いながら、隙間を縫って本年最後の投稿を行います。
隔週日曜日の正午に新規投稿を行うという自主目標と言いますか、半ば強迫観念に囚われながら、執念でお送りします。でもいつものようにちょっと遅れましたけど。
今回の本年最後の投稿ネタはM1919A4.30口径ブローニング機関銃と組み合わせて楽しめる.30-06弾ベルトリンクを作るのに必要なM1メタリック・ベルト・カートリッジ・リンクです。
↓もっと長く連結してこれ単体を肩から無造作に掛けてもリエンナクトで楽しめますし、もちろんM1919A4にフィードさせてもワクワクできます。
↓きれいに磨いたら良かったですね。特に弾丸の銅色を綺麗に見せられれば良かったなぁと後悔しています。
↓この末端の長いバーですが、何だかお分かりいただけますか?「M1 caliber .30 metalic belt end」、つまりはスターター・タブです。
↓手近の米軍のTM(Technical Manual)9-2012からの抜粋ページです。一番下にあるのがこれです。「End, metalic belt, cal. .30, M1」が制式名称です。
↓普通のベルト・リンクと同様の要領でベルト末端となる弾薬に繋ぎます。
↓こんな風にです。
↓はい、やっとリンクです。見にくいですが3行に分けて「M1」、「WM」、「1」と刻印されてます。制式名称は「Link, Cartridge, Metalic belt, M1」です。「WM」とは製造者「WELLS MARINE Inc.」の意です。「1」はロット番号です。
↓つなぎ方は簡単です。リンク同士を組み合わせたところに、弾薬を後ろから挿すだけです。
↓ピンボケですみません。
↓もう一回刻印のアップです。あとでお見せしますがこのリンクが収められていたボール紙製の箱から出したばかりなので、ボール紙の紙繊維が若干リンクにまとわりついていますね。
↓手前側が弾頭側です。薬莢のボトルネック・ショルダー部に掛かる方で、後ろの輪よりも小さく、且つテーパーが掛かっているのがお分かりいただけますか?
↓リンクはこのような窓開きのボール紙製の箱に整列した形で入手しました。
↓中身を出す前の状態。
↓「こっちが上」で…
↓「二重ループの方を先にフィードせよ」とあります。
↓「こちら側を開けよ」とのこと。これらの文言は、リンクに弾薬をまとめてセットするのに使う「リンカー」にこのリンクを並べる際の注意書きです。実際のフィード方向とも一致します。
↓箱の裏側の表記。「30口径カートリッジ用『Link, Cartridge, Metalic belt, M1』20個入り」、「WELLS MARINE Inc.」製。
↓特に意味は無いですが拡大。Wells Marine Inc.は現在もこの手の製品の供給者の一つです。
以上です。これらは入手してからカレコレ10年程は経ちますでしょうか。今ならダミーカートはおろか、リンクも個人輸入出来ないかもしれません。20個入りリンクの箱は纏めて7箱程アメリカから個人輸入しましたが、当時は何も物言いは付きませんでした。価格は一箱$4.99位のサープラス価格でしたので、若し税関から物言いが付いて任意放棄となってもギリギリ惜しくないラインでもあったため輸入を決行したのでした。5.56NATO用のM27リンクは現用なので流通量は多いですが、7.62NATO用のM13リンクや特に今回のM1リンクは現役から外れて長いためか、あまり流通してないようで、見つけ次第また入手に努めようと思います。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。2018年中のご訪問ありがとうございました。来たる2019年もどうぞよろしくお願い致します。
歳末の大掃除、年越し準備にお忙しい中おいでいただきましてありがとうございます。
私も家の中の大掃除を応分に担いながら、隙間を縫って本年最後の投稿を行います。
隔週日曜日の正午に新規投稿を行うという自主目標と言いますか、半ば強迫観念に囚われながら、執念でお送りします。でもいつものようにちょっと遅れましたけど。
今回の本年最後の投稿ネタはM1919A4.30口径ブローニング機関銃と組み合わせて楽しめる.30-06弾ベルトリンクを作るのに必要なM1メタリック・ベルト・カートリッジ・リンクです。
↓もっと長く連結してこれ単体を肩から無造作に掛けてもリエンナクトで楽しめますし、もちろんM1919A4にフィードさせてもワクワクできます。
↓きれいに磨いたら良かったですね。特に弾丸の銅色を綺麗に見せられれば良かったなぁと後悔しています。
↓この末端の長いバーですが、何だかお分かりいただけますか?「M1 caliber .30 metalic belt end」、つまりはスターター・タブです。
↓手近の米軍のTM(Technical Manual)9-2012からの抜粋ページです。一番下にあるのがこれです。「End, metalic belt, cal. .30, M1」が制式名称です。
↓普通のベルト・リンクと同様の要領でベルト末端となる弾薬に繋ぎます。
↓こんな風にです。
↓はい、やっとリンクです。見にくいですが3行に分けて「M1」、「WM」、「1」と刻印されてます。制式名称は「Link, Cartridge, Metalic belt, M1」です。「WM」とは製造者「WELLS MARINE Inc.」の意です。「1」はロット番号です。
↓つなぎ方は簡単です。リンク同士を組み合わせたところに、弾薬を後ろから挿すだけです。
↓ピンボケですみません。
↓もう一回刻印のアップです。あとでお見せしますがこのリンクが収められていたボール紙製の箱から出したばかりなので、ボール紙の紙繊維が若干リンクにまとわりついていますね。
↓手前側が弾頭側です。薬莢のボトルネック・ショルダー部に掛かる方で、後ろの輪よりも小さく、且つテーパーが掛かっているのがお分かりいただけますか?
↓リンクはこのような窓開きのボール紙製の箱に整列した形で入手しました。
↓中身を出す前の状態。
↓「こっちが上」で…
↓「二重ループの方を先にフィードせよ」とあります。
↓「こちら側を開けよ」とのこと。これらの文言は、リンクに弾薬をまとめてセットするのに使う「リンカー」にこのリンクを並べる際の注意書きです。実際のフィード方向とも一致します。
↓箱の裏側の表記。「30口径カートリッジ用『Link, Cartridge, Metalic belt, M1』20個入り」、「WELLS MARINE Inc.」製。
↓特に意味は無いですが拡大。Wells Marine Inc.は現在もこの手の製品の供給者の一つです。
以上です。これらは入手してからカレコレ10年程は経ちますでしょうか。今ならダミーカートはおろか、リンクも個人輸入出来ないかもしれません。20個入りリンクの箱は纏めて7箱程アメリカから個人輸入しましたが、当時は何も物言いは付きませんでした。価格は一箱$4.99位のサープラス価格でしたので、若し税関から物言いが付いて任意放棄となってもギリギリ惜しくないラインでもあったため輸入を決行したのでした。5.56NATO用のM27リンクは現用なので流通量は多いですが、7.62NATO用のM13リンクや特に今回のM1リンクは現役から外れて長いためか、あまり流通してないようで、見つけ次第また入手に努めようと思います。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。2018年中のご訪問ありがとうございました。来たる2019年もどうぞよろしくお願い致します。
2018年12月16日
M1961マガジン・ポケット再び(M1961 Magazine Pocket for M14 Rifle)
皆さんこんにちは。
寒さ厳しい、と言っても一日の最低気温が氷点下になる事は無い当地大阪から、年賀状はおろか大掃除の計画すらまだ立てていない怠け者が今回いつものペースより速くお送りするのはM14ライフル用のマガジン・ポケット、M1961マガジン・ポケットです。
以前の記事「M1961マガジン・ポケット(Magazine Pocket for M14 Rifle)」で一度採り上げましたが、今般新たに入手した品と対比させてご覧頂きます。
↓左は従前からのコレクション、右が今般入手したビニールパックされているモノです。パックされている事が購入動機の最大要因です。中身の丈が左のモノに比べて短いのはフラップをスナップ・ボタンで留めずに折り畳んでいるからです。
↓裏側です。右のビニールパックの方は光が反射して良く見えませんね。すみません。パックの内側には品名等が記された紙片が封入されています。これも購入動機の一つです。
↓保管中に結露して染料が染み出したかのような跡があります。真相は不明です。入手時には既にこのようになっていました。
↓紙片の拡大です。読み取れるのは「8465」で始まる13ケタのNSNナンバー、品名が「マガジン・パウチ」、「一個入」と、4行目は詳しくは分かりませんが恐らく「1976年5月契約(もしくは製造)」だと思います。興味深いのは、M14ライフルが1967年に制式小銃の座をM16ライフルに譲って限定採用(Limited Standard)となってしまい、1970年までは米本土での基礎訓練や在欧州米軍で使用されたとは言え、そのM14ライフル用のマガジン・パウチが、何故紙片の記載にあるように1976年においてまだ製造・契約があったのかということです。
確かにM14ライフルの一部はM21狙撃銃へと改修され、1988年にレミントンM700ライフルを基にM24スナイパー・ウェポン・システムが採用されるに至るまで約20年程は使用され続けましたが、その間もM14ライフルのマガジン・パウチとして製造されていたことに感銘を受けました。
↓左のパウチのフラップの裏のスタンプ、名称は「POCKET, AMMO MAG, M-14 RIFLE」とあります。DSAは「100-4592」とあり、「100-xxxx」という表記から1965年から1966年頃の製造であると推察されます。最下行のFSNは「8465-823-6936」となってます。右の今回入手のモノは上の画像で見た通り、NSNが「8465-00-860-0259 」となっています。どちらの品も制式名称は「POCKET, AMMUNITION MAGAZINE」です。紙片には「ポケット」ではなく「パウチ」とありますが…。
因みにこのNSN「8465-00-860-0259 」の制定は1967年10月11日なのです。
ビニールパックを開けて中のポケットのスタンプを見てみたいとも思うのですが、思い切りが付きません。FNSナンバーはそのままでパックだけNSNでなされたのか、スタンプもNSNになっているのか、確かめてみたいのですけれども、「未開封」の呪縛で…。
以上「デッド・ストック」、「新品・未使用」というワードに弱いコレクターの蒐集遍歴の一つをご覧頂きました。
モノは同じでも制式名称やストック・ナンバー、FSN、NSNが違うというケースは枚挙に暇がありません。今後またそのような例について投稿記事として採り上げることがあると思います。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。運が良ければまた年内にお会いしましょう。さようなら。
寒さ厳しい、と言っても一日の最低気温が氷点下になる事は無い当地大阪から、年賀状はおろか大掃除の計画すらまだ立てていない怠け者が今回いつものペースより速くお送りするのはM14ライフル用のマガジン・ポケット、M1961マガジン・ポケットです。
以前の記事「M1961マガジン・ポケット(Magazine Pocket for M14 Rifle)」で一度採り上げましたが、今般新たに入手した品と対比させてご覧頂きます。
↓左は従前からのコレクション、右が今般入手したビニールパックされているモノです。パックされている事が購入動機の最大要因です。中身の丈が左のモノに比べて短いのはフラップをスナップ・ボタンで留めずに折り畳んでいるからです。
↓裏側です。右のビニールパックの方は光が反射して良く見えませんね。すみません。パックの内側には品名等が記された紙片が封入されています。これも購入動機の一つです。
↓保管中に結露して染料が染み出したかのような跡があります。真相は不明です。入手時には既にこのようになっていました。
↓紙片の拡大です。読み取れるのは「8465」で始まる13ケタのNSNナンバー、品名が「マガジン・パウチ」、「一個入」と、4行目は詳しくは分かりませんが恐らく「1976年5月契約(もしくは製造)」だと思います。興味深いのは、M14ライフルが1967年に制式小銃の座をM16ライフルに譲って限定採用(Limited Standard)となってしまい、1970年までは米本土での基礎訓練や在欧州米軍で使用されたとは言え、そのM14ライフル用のマガジン・パウチが、何故紙片の記載にあるように1976年においてまだ製造・契約があったのかということです。
確かにM14ライフルの一部はM21狙撃銃へと改修され、1988年にレミントンM700ライフルを基にM24スナイパー・ウェポン・システムが採用されるに至るまで約20年程は使用され続けましたが、その間もM14ライフルのマガジン・パウチとして製造されていたことに感銘を受けました。
↓左のパウチのフラップの裏のスタンプ、名称は「POCKET, AMMO MAG, M-14 RIFLE」とあります。DSAは「100-4592」とあり、「100-xxxx」という表記から1965年から1966年頃の製造であると推察されます。最下行のFSNは「8465-823-6936」となってます。右の今回入手のモノは上の画像で見た通り、NSNが「8465-00-860-0259 」となっています。どちらの品も制式名称は「POCKET, AMMUNITION MAGAZINE」です。紙片には「ポケット」ではなく「パウチ」とありますが…。
因みにこのNSN「8465-00-860-0259 」の制定は1967年10月11日なのです。
ビニールパックを開けて中のポケットのスタンプを見てみたいとも思うのですが、思い切りが付きません。FNSナンバーはそのままでパックだけNSNでなされたのか、スタンプもNSNになっているのか、確かめてみたいのですけれども、「未開封」の呪縛で…。
以上「デッド・ストック」、「新品・未使用」というワードに弱いコレクターの蒐集遍歴の一つをご覧頂きました。
モノは同じでも制式名称やストック・ナンバー、FSN、NSNが違うというケースは枚挙に暇がありません。今後またそのような例について投稿記事として採り上げることがあると思います。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。運が良ければまた年内にお会いしましょう。さようなら。
タグ :M14M14ライフルマガジン・パウチマガジン・ポケットM19618465-823-69368465-00-860-0259AMMUNITION MAGAZINEmagazine pocketmagzine
2018年12月09日
M9ピストル用予備マガジンポケット(Pocket Ammo Magazine for 9mm)
皆さんこんにちは。
空全面が灰色の雲に覆われ、真冬並みの寒気に覆われているという当地大阪から、まだ年末の気忙しさには囚われていないうちにお送りします。
今回は私のコレクション対象である「米軍の制式採用銃器のアクセサリー」としてのコレクションから、M9 9mmセミオート・ピストル(ベレッタ社のModello 92F)の予備マガジン・ポケットを持ってきました。M9 9mmピストル関連のモノとしては4回前の投稿で「US M9 ピストルのマガジン(Magazine for US M9 9mm semiautomatic Pistol)」をやったばかりですが、その続きのような形でちょこっと晒します。
↓1本収納バージョンです。素材は現在では当然のナイロンです。フラップはスナップ・ボタンで留めます。縁取りテープの末端処理はナイロン装備品では一般的な熱鎔断処理です。熱鎔断処理ができないコットン素材を用いるしかなかったWWII装備品では出来ない芸当です。
↓裏面です。ピストル・ベルト等への装着は2本のスライド・キーパー(ALICE CLIP)を用います。1本でも十分な気がします。
↓再び裏返してマガジンを詰めた状態にしました。マガジンを入れても若干のゆとりがあります。
↓マガジンを抜き取りました。フラップ内側にスタンプがありました。
↓一行目「POCKET, AMMUNITION, 9MM」、二行目「DA?? 0?-05・・・・」?。掠れて読めません...。
三行目「NSN(National Stock Number:ナショナル・ストック・ナンバー) 」のほかは掠れて読めませんが、ここには「8465-01-207-5573」か「1005-01-207-5573」となっている筈です(下線部は同じです)。
NSNの前4ケタ部分は「FSC(Federal Supply Classification)」で、「8465」は「個人装備(Individual Equipment)」に分類されているものである事を表します。のちにこのFSCが「8465」から、「30mm以下の銃器関連(Guns, through 30mm)」に分類されているものである事を表す「1005」へと変更されました。つまり、「個人装備」から「銃器関連モノ」へと分類が変更されたということです。因みにこのマガジン・ポケットは1985年5月3日に制式採用されました。M9ピストルの制式採用日1985年4月10日に遅れること約1カ月後です。四行目は最後尾に「INC.」とあるので製造業者名であると思われますが、掠れて読めません。
↓フラップのメス部品裏側のメーカー名刻印です。「DOT-TRW-」とあります。工業用ファスナー「DOT」ブランドを手掛けるマサチューセッツ州のTRW, Inc.のDOTファスナーであることが分かります。1991年にやはりファスナー製品で有名な彼のScovill社がTRW、Inc.からDOT製品の製造ラインを取得しますので、このポケットが製造されたのは大体1991年以前であろうと推察できます。
足早に見てきました。モノがモノだけに突っ込みどころ・弄りどころが少なくて済みません。
大掃除にももうそろそろ手を付けねばなりません。皆さんはどうですか?
ではまた次回、ひょっとしたら今年最終になるかもしれませんが、またお目にかかれますように…。
空全面が灰色の雲に覆われ、真冬並みの寒気に覆われているという当地大阪から、まだ年末の気忙しさには囚われていないうちにお送りします。
今回は私のコレクション対象である「米軍の制式採用銃器のアクセサリー」としてのコレクションから、M9 9mmセミオート・ピストル(ベレッタ社のModello 92F)の予備マガジン・ポケットを持ってきました。M9 9mmピストル関連のモノとしては4回前の投稿で「US M9 ピストルのマガジン(Magazine for US M9 9mm semiautomatic Pistol)」をやったばかりですが、その続きのような形でちょこっと晒します。
↓1本収納バージョンです。素材は現在では当然のナイロンです。フラップはスナップ・ボタンで留めます。縁取りテープの末端処理はナイロン装備品では一般的な熱鎔断処理です。熱鎔断処理ができないコットン素材を用いるしかなかったWWII装備品では出来ない芸当です。
↓裏面です。ピストル・ベルト等への装着は2本のスライド・キーパー(ALICE CLIP)を用います。1本でも十分な気がします。
↓再び裏返してマガジンを詰めた状態にしました。マガジンを入れても若干のゆとりがあります。
↓マガジンを抜き取りました。フラップ内側にスタンプがありました。
↓一行目「POCKET, AMMUNITION, 9MM」、二行目「DA?? 0?-05・・・・」?。掠れて読めません...。
三行目「NSN(National Stock Number:ナショナル・ストック・ナンバー) 」のほかは掠れて読めませんが、ここには「8465-01-207-5573」か「1005-01-207-5573」となっている筈です(下線部は同じです)。
NSNの前4ケタ部分は「FSC(Federal Supply Classification)」で、「8465」は「個人装備(Individual Equipment)」に分類されているものである事を表します。のちにこのFSCが「8465」から、「30mm以下の銃器関連(Guns, through 30mm)」に分類されているものである事を表す「1005」へと変更されました。つまり、「個人装備」から「銃器関連モノ」へと分類が変更されたということです。因みにこのマガジン・ポケットは1985年5月3日に制式採用されました。M9ピストルの制式採用日1985年4月10日に遅れること約1カ月後です。四行目は最後尾に「INC.」とあるので製造業者名であると思われますが、掠れて読めません。
↓フラップのメス部品裏側のメーカー名刻印です。「DOT-TRW-」とあります。工業用ファスナー「DOT」ブランドを手掛けるマサチューセッツ州のTRW, Inc.のDOTファスナーであることが分かります。1991年にやはりファスナー製品で有名な彼のScovill社がTRW、Inc.からDOT製品の製造ラインを取得しますので、このポケットが製造されたのは大体1991年以前であろうと推察できます。
足早に見てきました。モノがモノだけに突っ込みどころ・弄りどころが少なくて済みません。
大掃除にももうそろそろ手を付けねばなりません。皆さんはどうですか?
ではまた次回、ひょっとしたら今年最終になるかもしれませんが、またお目にかかれますように…。
タグ :M9ピストルM9 Pistolベレッタ M92マガジン・ポケットマガジン・パウチマガジン・ポーチBerettaNSN 1005-01-207-5573NSN 8465-01-207-5573magazine