2013年09月02日
M1A2グレネード・アダプターとM11A4練習用対戦車ライフル・グレネード(Rifle grenades)
一般歩兵が手榴弾をより遠くへ投げ込む(撃ち込む、というべきか)、あるいは戦車相手に一矢報いる時に使われたのは…
ライフルグレネード(小銃擲弾)です。
と言っても、実は私、この分野は未開拓(開拓中)でして、まだこの2つしかコレクションできていません。しかも上の画像にあるのはどちらもWWⅡ時モノではなく、その後継型です。左がMk Ⅱ系破片手榴弾を装着している状態のM1A2グレネード・プロジェクション・アダプター、右はM11A4練習用対戦車ライフル・グレネード。本当はWWIIモノたるM1グレネード・プロジェクション・アダプターと、M11A1練習用対戦車ライフル・グレネードが欲しいのです。(2020年3月22日追記:念願が叶ってM1グレネード・プロジェクション・アダプターを入手出来ました。同日付けの記事「M1グレネード・プロジェクション・アダプター(←クリックで別ウィンドウで記事が開きます)」で取り上げておりますので是非ご覧下さい。)
どちらにも飛翔安定のためのフィンが付いてます。
左のM1A2グレネード・プロジェクション・アダプターの名称表記部の拡大。
ADAPTER GRENADE
PROJECTION M1A2
LOT UOD-500-12
1945 MOD 3-69
1969年3月製です。WWⅡ時のM1は手榴弾を掴んでいるツメが4本であるのに対しその後継M1A1と上の画像のM1A2は3本でした。ただ、ここで一つ疑問があります。「M1A1」も「M1A2」も3本爪でありまして、その違いはと言えば、後端部の飛翔安定フィンがソリッドなのが「M1A1」で、フィンにスロットがあるのが「M1A2」なのですが、この個体のフィンにはスロットが無くソリッドであるのに、今見ました名称表記ステンシルではハッキリ「M1A2」とあります。単なる混乱でしょうか。
ツメの1本には手榴弾の安全レバーを固定するクリップが付いていて、手榴弾の安全レバーがそのクリップに通るようにして手榴弾を「掴ませ」て、手榴弾のピンを抜いてグレネード発射、発射されるとクリップが慣性でずれて安全レバーを解放して時限信管を作動させ、弾道上あるいは対象物に到達する頃に爆発という寸法。
右のM11A4練習用対戦車ライフル・グレネードの名称表記
GRENADE, RIFLE
AT, PRACTICE, M11A4
A* LOT CFQI-18 7-52
(↑Aのあとの一文字はつぶれて読めません)
これは練習用でありまして、形が同じの「本番用」の「M9」,「M9A1」対戦車グレネードがありました。
まともに命中させれば、3~4インチの装甲を撃ち破ることができたのだとか。
このように容器を開けることができます。小物入れにも使えます。
では、また…。
ライフルグレネード(小銃擲弾)です。
と言っても、実は私、この分野は未開拓(開拓中)でして、まだこの2つしかコレクションできていません。しかも上の画像にあるのはどちらもWWⅡ時モノではなく、その後継型です。左がMk Ⅱ系破片手榴弾を装着している状態のM1A2グレネード・プロジェクション・アダプター、右はM11A4練習用対戦車ライフル・グレネード。本当はWWIIモノたるM1グレネード・プロジェクション・アダプターと、M11A1練習用対戦車ライフル・グレネードが欲しいのです。(2020年3月22日追記:念願が叶ってM1グレネード・プロジェクション・アダプターを入手出来ました。同日付けの記事「M1グレネード・プロジェクション・アダプター(←クリックで別ウィンドウで記事が開きます)」で取り上げておりますので是非ご覧下さい。)
どちらにも飛翔安定のためのフィンが付いてます。
左のM1A2グレネード・プロジェクション・アダプターの名称表記部の拡大。
ADAPTER GRENADE
PROJECTION M1A2
LOT UOD-500-12
1945 MOD 3-69
1969年3月製です。WWⅡ時のM1は手榴弾を掴んでいるツメが4本であるのに対しその後継M1A1と上の画像のM1A2は3本でした。ただ、ここで一つ疑問があります。「M1A1」も「M1A2」も3本爪でありまして、その違いはと言えば、後端部の飛翔安定フィンがソリッドなのが「M1A1」で、フィンにスロットがあるのが「M1A2」なのですが、この個体のフィンにはスロットが無くソリッドであるのに、今見ました名称表記ステンシルではハッキリ「M1A2」とあります。単なる混乱でしょうか。
ツメの1本には手榴弾の安全レバーを固定するクリップが付いていて、手榴弾の安全レバーがそのクリップに通るようにして手榴弾を「掴ませ」て、手榴弾のピンを抜いてグレネード発射、発射されるとクリップが慣性でずれて安全レバーを解放して時限信管を作動させ、弾道上あるいは対象物に到達する頃に爆発という寸法。
右のM11A4練習用対戦車ライフル・グレネードの名称表記
GRENADE, RIFLE
AT, PRACTICE, M11A4
A* LOT CFQI-18 7-52
(↑Aのあとの一文字はつぶれて読めません)
これは練習用でありまして、形が同じの「本番用」の「M9」,「M9A1」対戦車グレネードがありました。
まともに命中させれば、3~4インチの装甲を撃ち破ることができたのだとか。
このように容器を開けることができます。小物入れにも使えます。
では、また…。
2013年08月14日
M1919A4 続き 「Cal..30 M2 Tripod」
本体を太陽光の下で撮りたいのですが、適当な場所がなくて困ります。
ロバート・ブルースさんほどまでは行かなくとも、弾薬箱やカートなどの脇役となる小物を配して
撮影してみたいです。
となると、ご近所の目がある自宅の庭先で撮影…と言う訳にはいかず、どこかの原っぱ辺りまで繰り出さないといけません。
そんな訳で今回は、ご近所の目があっても特に困らないM2トライポッド(三脚)だけを撮ってみました
↓
↓ピントル受け部のアップ。1944年EVANS PRODUCTS社製。236705はシリアル#。ドローイング#:C59336。
↓ピントル受け部の裏側。ドローイング#はC59335。
↓裏側全体。3つの脚のつま先裏側には地面にしっかり食い込むような大きく深い爪があります。
携行時の折りたたんだ状態の画像はまた今度…。
2013年08月11日
BROWNING MACHINEGUN U.S. CAL..30 M1919A4
念願が叶ってM1919A4を手に入れることができました。
他国でのライセンス生産モノでなく、他国へ供与されたり.308(7.62NATO)に換装されたりしてない正真正銘のBROWNING MACHINEGUN U.S. CAL..30 M1919A4 です。
WWⅡUS歩兵科のごく一般的兵士の装備品をコレクションしている身としては、M1小銃(ガーランド)、M1カービン、M1(A1)トンプソン短機関銃、M1903小銃(スプリングフィールド)、BARを揃えれば取り敢えず大体の戦線を網羅できるのでOKとなるところですが、何というか、アクセント的なものとしてこのM1919A4をずっと欲しいなぁとは思っていました。
ただ、M1919A4はこれまでに幾つかToy Gunとしてモデル化されたことはありましたが(ガレージキットなども含めて)、ディテールに納得行くものが無く入手に至ることはありませんでした。
で、今回思い切って「無可動実銃」の形で入手に踏み切った、という訳です。かなり状態のいいモノを得ることができました。
左後部から・・・。
↑まだ屋内でしか撮影していません。そのうちに…。
ENGLISH EDITION AVAILABLE. Click to read→ 続きを読む
他国でのライセンス生産モノでなく、他国へ供与されたり.308(7.62NATO)に換装されたりしてない正真正銘のBROWNING MACHINEGUN U.S. CAL..30 M1919A4 です。
WWⅡUS歩兵科のごく一般的兵士の装備品をコレクションしている身としては、M1小銃(ガーランド)、M1カービン、M1(A1)トンプソン短機関銃、M1903小銃(スプリングフィールド)、BARを揃えれば取り敢えず大体の戦線を網羅できるのでOKとなるところですが、何というか、アクセント的なものとしてこのM1919A4をずっと欲しいなぁとは思っていました。
ただ、M1919A4はこれまでに幾つかToy Gunとしてモデル化されたことはありましたが(ガレージキットなども含めて)、ディテールに納得行くものが無く入手に至ることはありませんでした。
で、今回思い切って「無可動実銃」の形で入手に踏み切った、という訳です。かなり状態のいいモノを得ることができました。
左後部から・・・。
ENGLISH EDITION AVAILABLE. Click to read→ 続きを読む