QRコード
QRCODE
< 2024年04月 >
S M T W T F S
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
オーナーへメッセージ

コレクション ブログランキングへ

2020年08月10日

M1919A4 機関銃用T&E(T & E Mechanism for M1919A4 Machine Gun)

みなさん、こんにちは。
梅雨が明け、本格的に夏がやってきました。当地大阪は昨日の最高気温が34.8℃で、お昼に2時間ほどの間外出したのですが頭がフラフラしそうな暑さでサッサと用事を済ませて家に戻ってエアコンの冷気を部屋に充満させました。
どこへ行く時もマスク着用必須で暑苦しいですが、新型コロナウィルスの蔓延防止の為頑張っています。

さて本来は隔週日曜日の正午を投稿定刻としている本ブログですが、前回投稿から約一カ月もあけてシレっとお送りする今回の投稿ネタはM1919A4 機関銃用T&E (Traverse & Elevation mechanism for M1919A4 Machine Gun)です。早よ本体やれよというお声が聞こえて来そうですがもうちょっとお待ちください。

↓M1919A4 .30口径ブローニング機関銃用のT&Eです。機関銃本体下部とM2トライポッドのトラバーシング・バーとの間にこれを取り付けて、機関銃の照準線を高精度でコントロールする際に用いるモノで…なんていうことはもうご存知の方ばかりだと思いますが、初心者の方にも分かりやすいブログを目指しておりますので、敢えて記します。T&EのTはTraverseの略で水平方向の横行を、EはElevationの略で鉛直方向の仰俯を意味し、基準照準から照準線の方向が上下左右にどっちを向いているかを把握するための機械装置です。
上部右側に見える鎖で繋がれた太いピンは機関銃本体と結合させるのに用いるエレベーション・ピン、左端の円いツマミは左右の向きを司るトラバーシング・ハンドホイール。真ん中の大きく厚い円盤は仰俯角を調節するエレベーティング・ハンドホイール・アッセンブリー。その下はM2トライポッドのトラバーシング・バーに引っ掛けるトラバーシング・スライドです。
M1919A4 機関銃用T&E(T & E Mechanism for M1919A4 Machine Gun)

↓FM(Field Manual)23-55の1945年7月版からの引用です。各部の正式名称はこちらをご参照ください。上の画像とこのイラストとでは、エレベーティング・ハンドホイール・アッセンブリーの形状が若干違っていますが(イラストでは側面が5目盛ごとに大きく切り欠かれていますが、画像のものは切り欠きはありません)、製造時期による差異です。イラスト最下部の横に伸びている黒く着色されたものはM2トライポッドのトラバーシング・バーで、それに上からトラバーシング・スライドを掛けて、右上へピョコッと延びているトラバーシング・スライド・ロック・レバーを右回りに締めて固定します。もちろんロックせずにトラバーシング・バーにトラバーシング・スライドを載せるだけにし、自由にスライド出来る状態にしておいて機関銃の向きを左右方向に自在に動かすことも出来ます。
M1919A4 機関銃用T&E(T & E Mechanism for M1919A4 Machine Gun)

↓こちらはやや時代が下って1969年6月版のTM(Technical Manual) 9-1005-212-25からの分解図です。各部品にパーツナンバーが振られてあり、当然正式名称がありますが、ここではその一覧表は揚げません。上記TMをご参照願います。
M1919A4 機関銃用T&E(T & E Mechanism for M1919A4 Machine Gun)

↓無可動(不稼働)実銃と共に入手した際はグリスまみれでベトベトでした。
M1919A4 機関銃用T&E(T & E Mechanism for M1919A4 Machine Gun)

↓トラバーシング・スライドをトラバーシング・バーに掛けてロックした状態のもとで、このトラバーシング・ハンドホイールを廻して左右方向の微調整をおこなう事が出来ます。
M1919A4 機関銃用T&E(T & E Mechanism for M1919A4 Machine Gun)

↓こちらのエレベーティング・ハンドホイールを左右に回して仰俯角の上下微調整が出来ます。
M1919A4 機関銃用T&E(T & E Mechanism for M1919A4 Machine Gun)

↓トラバーシング・スライドの左側面。武器科のマークのフレイミング・ボムの刻印が逆さになってます。それともう一つダイヤ型?
M1919A4 機関銃用T&E(T & E Mechanism for M1919A4 Machine Gun)

↓アングルを変えて。なんだかよく分かりません。
M1919A4 機関銃用T&E(T & E Mechanism for M1919A4 Machine Gun)

↓エレベーティング・スリーブ・プラグの側面に何やら凸モールドで文字があるような。刻印ではなくて鋳造のモールドなのでカッチリしていません。
M1919A4 機関銃用T&E(T & E Mechanism for M1919A4 Machine Gun)

↓ヨーク下面のモールド。「M2/ 1040」。こちらは判読しやすいですが、何のことやら。
M1919A4 機関銃用T&E(T & E Mechanism for M1919A4 Machine Gun)

↓同じヨークのこっちのモールド「B166489」、これは分かります。このパーツのリファレンス・ナンバーです。
M1919A4 機関銃用T&E(T & E Mechanism for M1919A4 Machine Gun)



以上、何か掴みどころの無いような纏まりの無いような記事になってしまいました。
先ほど気象庁の発表によれば大阪の10時58分の気温が35.3℃。ウェザーニュースの予報では枚方で37℃になるとのこと。
もうどこにも行かないぞと決めました。

それでは今回はこの辺で失礼いたします。ご機嫌よう、さようなら。






同じカテゴリー(米軍(U.S.))の記事画像
トンプソンSMG 30連マガジン用ポケット(Pocket for Thompson SMG 30rds. Mag.)
M-1910 イントレンチング・ショベル・キャリア(M-1910 Intrenching Shovel Carrier)
US M-1937 ウェブ・ウェスト・ベルト(M-1937 Enlisted men Web Waist Belt )
US M6バイオネット(続き)(U.S. M6 Bayonet-Knife(Cont.))
US M6バイオネット(U.S. M6 Bayonet-Knife)
US 通信兵TE-33 キット(CS-34 パウチ, TL-13-A プライヤー, TL-29 ナイフ)
US GI ポケット・ナイフ その2(US General Purpose Pocket Knife Vol.2)
U.S. M1936ピストル・ベルト②(M1936 Pistol or Revolver Belt Vol.2)
US GI ポケット・ナイフ(US General Purpose Pocket Knife)
US  レンザティック・コンパス(ヴェトナム戦時)(US Lensatic Compass(Viet-Nam era))
M-1956 H型サスペンダー「初期型」(M1956 Combat Field Pack Suspenders)
U.S.ステンレス・スティール・カップ(U.S. Stainless steel Cup)
U.S. MIA1 ガス・マスク その3(U.S. MIA1 Gas Mask #3)
Posted by Sgt. Saunders at 12:48│Comments(0)米軍(U.S.)Fire arms
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。