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2019年09月29日

U.S. M-1910 スプーン・フォーク・ナイフ(U.S. M-1910 Spoon, Fork and Knife)

みなさん、こんにちは。
当地大阪は最高気温が30度に達しようかという、熱中症警戒レベルの残暑に見舞われています。
阪神タイガース、残り2試合連勝してCSへの出場を期待します。

本ブログは「隔週日曜日の正午に新規投稿」という事にしていますが、健康状態・お仕事の繁閑その他の要因により絶えず変動しておりまして、もうもはや不定期刊と思われても仕方のない実態です...。

さて前回U.S.M-1918 ミート・カンをお送りしましたが、その関連モノとしてM-1910スプーン、フォーク、ナイフについてチョコっとお送りします。

↓M-1918ミート・カンの蓋の上に3点並べました。言うまでもないですが、上からスプーン・フォーク・ナイフです。若干施された装飾がWWIらしさを醸し出しています。仕上げも如何にもWWIという感じです。これらは後継である「M-1926」以前のモノとして「M-1910」と一括りにされますが、製造時期によって材質・表面処理・形状に大きく、或いは少々差異がありまして、すべてのパターン、バージョンを集めるとなると骨が折れますので、私はやりません(やれません)。我々の「箸」に相当する基本的な「食器」ですから、スプーン・フォーク・ナイフとしての形状は現用のモノに至るまでほぼ同じ形状であるのは当然と言えば当然です。
U.S. M-1910 スプーン・フォーク・ナイフ(U.S. M-1910 Spoon, Fork and Knife)
この頃のスプーン・フォーク・ナイフには後のM-1926で施されることになる、洗浄時に活用する柄の後端の穴がまだありません。

↓裏返してみました。使用・経年によってメッキが剥がれたり若干の錆があったりします。
U.S. M-1910 スプーン・フォーク・ナイフ(U.S. M-1910 Spoon, Fork and Knife)

↓まずスプーンとフォークの先端部分。どちらも錫メッキを施されたスチール製です。上でも触れましたが、スチールにクロムメッキされたモノもあります。
U.S. M-1910 スプーン・フォーク・ナイフ(U.S. M-1910 Spoon, Fork and Knife)

↓柄の端です。ハート形のような若干の装飾性が見られます。「U.S.」のプロパティ表示があります。
U.S. M-1910 スプーン・フォーク・ナイフ(U.S. M-1910 Spoon, Fork and Knife)

↓裏返すと、上のスプーンの方に「91」と刻印されてますが、何を意味しているのか分かりません。またこの個体には特定の製造者や製造年を示す刻印もありません。製造者や製造年を示す刻印があるモノもあります。
U.S. M-1910 スプーン・フォーク・ナイフ(U.S. M-1910 Spoon, Fork and Knife)

↓「91」の刻印の拡大。「『191x』の中2ケタ」という訳でもなさそうです。製造ロットか何かでしょうか。
U.S. M-1910 スプーン・フォーク・ナイフ(U.S. M-1910 Spoon, Fork and Knife)

↓おしまいはナイフです。ナイフの柄の部分の拡大です。「U.S.」のプロパティ表示のエンボスです。ナイフのブレード部分は錫若しくは亜鉛メッキのスチール製、柄の部分はアルミ製です。アルミ製で柔らかいからでしょうか、スチール製のスプーンやフォークと違って刻印(エンボス)がクッキリしています。その右には使用者のイニシャルか、「W」と引っ掻いたような文字があります。
U.S. M-1910 スプーン・フォーク・ナイフ(U.S. M-1910 Spoon, Fork and Knife)

↓裏側です。ここに製造者「L.F.&C(Landers, Frary & Clark社)」と製造年「1917」のエンボスがあります。
U.S. M-1910 スプーン・フォーク・ナイフ(U.S. M-1910 Spoon, Fork and Knife)


短いですが今回はこれにて終わりです。次回は、このM-1910の後継「M-1926スプーン・フォーク・ナイフ」をお送りする予定です。
それでは失礼いたします。またお会いしましょう。さようなら。







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