2016年11月05日
M16系用20連マガジン(20 rds. Magazines for M16 Rifle ancestry )
皆さま こんにちは。
当地大阪は、朝晩などには思わず「寒っ」と口にするような季節になりました。今朝の気温は6度!秋を通り越して冬ですね。
拙宅の周りの木々も紅葉が進んできました。
WWⅡETOコスプレがやり易くなる季節の到来を嬉しく思います。
さて、今回の投稿も諸般の事情が重なった結果、前回投稿からまた1カ月超も経過してのものとなってしまいました…。
今回採り上げますのは、私の「実銃は持てないのでせめてアクセサリーを・・・」コレクションから、AR-15ライフルを米空軍が1964年にM16として制式採用し、また、陸軍が同年AR-15にフォワード・アシストを加えてXM16E1として限定採用し、1967年にはM16A1として制式採用しましたが、それらを含む、いわゆるM16系ライフル用の20連マガジンです。
まずはこの画像を。

5.56×45mm NATO弾(元祖は.223レミントン弾)を20発収めるM16系ライフル用の20連マガジン、10連クリップとダミーカートリッジ、マガジン・ローダー(←過去記事にジャンプします)です。
↓マガジンに接近。アルミ合金製で、表面は艶消しグレー色の光反射抑制・腐食防止のための陽極酸化処理がなされていますが、その被膜がエッジを中心に剥げてきています。

↓コレクションの中から2つをピックアップして見て行きます。

フォロワーはどちらもアルミダイキャスト製です。画像ではあまり差がないように見えますが、左の方はやや明るめの、右の方は鈍いグレイ色です。
↓銃に装着したときに後ろにくる面です。マガジン本体を形成するアルミ合金板がこの面でスポット溶接されて合わされています。

↓底部、フロア・プレートです。

↓文字が読みにくいので反時計回りに横に置きなおしました。上の右のモノが上、上の左のモノが下です。

表記は2行目以外は同じです。2行目は、上のモノが「CAL. 5.56MM」、下のモノが「CAL. .223」となっています。どちらも口径(caliber)を表したもので、ミリ表示かインチ表示かの違いです。一般的に1968年以前製造されたモノが「.233」表示、1969年以降製造分は「5.56 MM」表示になっているといわれています。
因みに米陸軍は1963年に.223レミントン弾に若干の改変を加えられたものを「5.56mm Ball Cartridge, M193」として制式採用しますが、のちには「5.56 NATO」として「7.62×51mm NATO」に続くNATO弾として採用されることになります。
↓2つをピックアップして見ていきます。銃に装着した場合に前側にくる部分の下端の拡大です。メーカー・ロゴマークと径2~3mmの凸が見えます。この凸は暗闇でもマガジンの前後が分かるようにと設けられたモノだそうです。マガジンのこの位置のほか中程と上端付近の計3つあります。

「UとI」もしくは横にすると「CとH」を組み合わせたように見えるこのマークですが、これらのマガジンの実質的製造者であり、サブ・コントラクターである「Okay Industries」の下部部門「Universal Industries」のUIを図案化したマーク」とする説と、「Colt のCと所在地HartfordのHを図案化したマーク」とする説があり、どっちが正解かどちらも間違いか、実はまだ知りません・・・。個人的には前者が正解ではないかと思います。
↓もう一度フロア・プレートを。「.223」と「5.56mm」の違いのほかに、微妙に書体(フォント)が違っていたり、Colt社のお馴染みの『〇の中の跳ねポニー』が微妙に違ってたりします。

↓持ってる20連マガジンを全部並べました。かなり使い込んだモノ、比較的新しいモノ、さまざまです。

↓アルミ合金製ですが、思いのほかリップの変形などはあまりありません。ちょっと意外です。

↓以前の投稿でも登場しました20連マガジン用の新旧マガジン・パウチ(ケース)。左はM1956(コットン)、右はM1967(ナイロン)。どちらも4本収納できます。

↓収納するとこんな感じです。右のM1967の方の左端とその隣のマガジンとの間にOD色のストラップが飛び出ていますが、このストラップを引き上げると左端のマガジンが上方へせり上がる様になっています。4本のマガジンが結構タイトに収納されているので、最初に一個取り出すときに少しでも素早くサッと引き出せるようにしてあります。過去記事の真ん中辺りを参照下さい。

ヴェトナム戦装備に興味が沸き、「兵士の基本的個人装備として上のマガジン・パウチを両腰に2つ着ける、ということは最低8個はマガジンを集めねば...」という強迫観念に囚われて、兎に角20連マガジンを必死で蒐めまくったのは実は最近のことです。
ずぅ~っと昔、ミリタリーの世界にWWⅡ装備品から目覚めた私は、その頃未だヴェトナム戦争モノには食指は動くことなく、当時この20連マガジンは「沖縄アメリカ屋」さんなんかで1個1,500円程度だったように思います。それが昨今オークションでも最低1個4,000円くらいはしますね。確実にデフレが進行しているのか、単に希少品になってきたのか、日銀の黒田さんはどう思うでしょうか。
さて、2013年6月に始めました当ブログ、今朝方にアクセス数が3万を超えました。ありがとうございます。
基本的に「見て貰えたら嬉しい」性格ですので、やはり皆さまからアクセス頂けるのはとてもありがたく嬉しく思います。これからもどうぞ忌憚のないご意見・間違いのご指摘をよろしくお願い申し上げます。
それではまた次回お会いしましょう。
当地大阪は、朝晩などには思わず「寒っ」と口にするような季節になりました。今朝の気温は6度!秋を通り越して冬ですね。
拙宅の周りの木々も紅葉が進んできました。
WWⅡETOコスプレがやり易くなる季節の到来を嬉しく思います。
さて、今回の投稿も諸般の事情が重なった結果、前回投稿からまた1カ月超も経過してのものとなってしまいました…。
今回採り上げますのは、私の「実銃は持てないのでせめてアクセサリーを・・・」コレクションから、AR-15ライフルを米空軍が1964年にM16として制式採用し、また、陸軍が同年AR-15にフォワード・アシストを加えてXM16E1として限定採用し、1967年にはM16A1として制式採用しましたが、それらを含む、いわゆるM16系ライフル用の20連マガジンです。
まずはこの画像を。

5.56×45mm NATO弾(元祖は.223レミントン弾)を20発収めるM16系ライフル用の20連マガジン、10連クリップとダミーカートリッジ、マガジン・ローダー(←過去記事にジャンプします)です。
↓マガジンに接近。アルミ合金製で、表面は艶消しグレー色の光反射抑制・腐食防止のための陽極酸化処理がなされていますが、その被膜がエッジを中心に剥げてきています。

↓コレクションの中から2つをピックアップして見て行きます。

フォロワーはどちらもアルミダイキャスト製です。画像ではあまり差がないように見えますが、左の方はやや明るめの、右の方は鈍いグレイ色です。
↓銃に装着したときに後ろにくる面です。マガジン本体を形成するアルミ合金板がこの面でスポット溶接されて合わされています。

↓底部、フロア・プレートです。

↓文字が読みにくいので反時計回りに横に置きなおしました。上の右のモノが上、上の左のモノが下です。

表記は2行目以外は同じです。2行目は、上のモノが「CAL. 5.56MM」、下のモノが「CAL. .223」となっています。どちらも口径(caliber)を表したもので、ミリ表示かインチ表示かの違いです。一般的に1968年以前製造されたモノが「.233」表示、1969年以降製造分は「5.56 MM」表示になっているといわれています。
因みに米陸軍は1963年に.223レミントン弾に若干の改変を加えられたものを「5.56mm Ball Cartridge, M193」として制式採用しますが、のちには「5.56 NATO」として「7.62×51mm NATO」に続くNATO弾として採用されることになります。
↓2つをピックアップして見ていきます。銃に装着した場合に前側にくる部分の下端の拡大です。メーカー・ロゴマークと径2~3mmの凸が見えます。この凸は暗闇でもマガジンの前後が分かるようにと設けられたモノだそうです。マガジンのこの位置のほか中程と上端付近の計3つあります。

「UとI」もしくは横にすると「CとH」を組み合わせたように見えるこのマークですが、これらのマガジンの実質的製造者であり、サブ・コントラクターである「Okay Industries」の下部部門「Universal Industries」のUIを図案化したマーク」とする説と、「Colt のCと所在地HartfordのHを図案化したマーク」とする説があり、どっちが正解かどちらも間違いか、実はまだ知りません・・・。個人的には前者が正解ではないかと思います。
↓もう一度フロア・プレートを。「.223」と「5.56mm」の違いのほかに、微妙に書体(フォント)が違っていたり、Colt社のお馴染みの『〇の中の跳ねポニー』が微妙に違ってたりします。

↓持ってる20連マガジンを全部並べました。かなり使い込んだモノ、比較的新しいモノ、さまざまです。

↓アルミ合金製ですが、思いのほかリップの変形などはあまりありません。ちょっと意外です。

↓以前の投稿でも登場しました20連マガジン用の新旧マガジン・パウチ(ケース)。左はM1956(コットン)、右はM1967(ナイロン)。どちらも4本収納できます。

↓収納するとこんな感じです。右のM1967の方の左端とその隣のマガジンとの間にOD色のストラップが飛び出ていますが、このストラップを引き上げると左端のマガジンが上方へせり上がる様になっています。4本のマガジンが結構タイトに収納されているので、最初に一個取り出すときに少しでも素早くサッと引き出せるようにしてあります。過去記事の真ん中辺りを参照下さい。

ヴェトナム戦装備に興味が沸き、「兵士の基本的個人装備として上のマガジン・パウチを両腰に2つ着ける、ということは最低8個はマガジンを集めねば...」という強迫観念に囚われて、兎に角20連マガジンを必死で蒐めまくったのは実は最近のことです。
ずぅ~っと昔、ミリタリーの世界にWWⅡ装備品から目覚めた私は、その頃未だヴェトナム戦争モノには食指は動くことなく、当時この20連マガジンは「沖縄アメリカ屋」さんなんかで1個1,500円程度だったように思います。それが昨今オークションでも最低1個4,000円くらいはしますね。確実にデフレが進行しているのか、単に希少品になってきたのか、日銀の黒田さんはどう思うでしょうか。
さて、2013年6月に始めました当ブログ、今朝方にアクセス数が3万を超えました。ありがとうございます。
基本的に「見て貰えたら嬉しい」性格ですので、やはり皆さまからアクセス頂けるのはとてもありがたく嬉しく思います。これからもどうぞ忌憚のないご意見・間違いのご指摘をよろしくお願い申し上げます。
それではまた次回お会いしましょう。