QRコード
QRCODE
< 2024年04月 >
S M T W T F S
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
オーナーへメッセージ

コレクション ブログランキングへ

2021年07月18日

U.S. MIA1 ガス・マスク その3(U.S. MIA1 Gas Mask #3)

みなさん、こんにちは。
いわゆる線状降水帯がまた日本各地に大雨をもたらし、道路・家屋の浸水や土砂崩れを引き起こしました。熱海の土石流は何やら100%の天災ではなく人災でもあるかのような側面も見えてきて、問題が複雑化しそうな雲行きです。
オリンピック開幕を5日後に控え、東京都の新型コロナウィルス感染者数は本日7時30分現在で1,410人となり、「第5波」が鮮明化してきました。また国外からの入国者管理施策にはいくつも穴が空いているのを露呈している事象が発生しています。「安心安全」はどう担保されるのでしょうか。

当地大阪は昨日17日に梅雨明けが発表されました。今朝も5時前から近くの公園のセミの鳴き声がミンミンワシャワシャ喧しいです。元より私暑いのは苦手ですが、ここ一週間以上雨降りの日が続いておりましたので昨日も今日も晴天が朝から広がるのを実に爽快に感じております。アホカリたのしそうだなぁー。

さて画像が多くなってしまった関係で続き物になっております「U.S. MIA1 ガス・マスク」ですが、今回が最終回になります。

↓記事のサムネ画像としてこちらを。MIVA1バッグの上に、マスク、吸気ホース、フィルター・キャニスター等をバッグ内部の収納位置に合わせて置きました。本当は吸気ホースを正中で畳まれた面体の中に挟まれるようにして収納します。もっと言うと面体が全く二つ折りになって山となる部分にカドが出来るのを防ぐ治具(スペーサー)を入れた状態で、その空間にホースを托し込むのが正解なのですが、私が入手した本個体には付いておりませんでした。いや、或いは支給前の未使用保管期間ではスペーサーが必要ですが、支給後はイザという装着時にイチイチスペーサーを外して…なんてやってられないので、スペーサーは適宜破棄されたのかも分かりません。


↓使用時以外、携帯中は蓋フラップを閉じます。


↓この画像は前回の最後の画像と同じで、マスク着用時にはバッグの蓋フラップを半開留めにして出来る空間から吸気ホースをこのように出します、と言うお話で終わりました。その続きでこのままバッグ内部を覗いて行きます。


↓画像の上下を装着時の鉛直方向に合わせてます。実際に身体に装着しているイメージで見てください。蓋フラップを再び全開にして中を覗くとフィルター・キャニスターが縦に収まっています。


↓バッグの中でフィルター・キャニスターが踊らないように、上下でウェブ・ストラップによってその位置が固定されています。


↓上のストラップはLift-the-dot留めになっておりまして、外して…


↓フィルター・キャニスター缶の上部を手前へ引っ張ると…


↓ゴソッと取り出せます。収納する時は逆の手順。まず下のストラップの輪の向こうにフィルター・キャニスターの底部を挿し込んでからキャニスター上部を奥に押し込んでLift-the-dotストラップで留める、ということです。下の方にぶら下がっているモノについては、また後で触れます。


↓見難い画像が続いてすみませんでした。キャニスターを取り外したバッグの中を覗きます。キャニスター固定ストラップがハッキリご覧いただけます。ストラップはカーキ系の色ではなく、ファウンテン・ブルー(カラーコードで言えば『#C0CDDC』あたり)です。


↓上のLift-the-dotを外した状態。


↓バッグの開口部から内側がもっと見えるように剥き剥きしました。


↓先ほど見ました下のストラップにぶら下がっている輪っかには…


↓この様にANTI-DIM-STICK(曇り止めスティック)の缶を挿すようになっておりました。この缶についてはまた後で触れます。何回も済みません。


↓先ほどの繰り返しになりますが、敢えて。バッグ内部にキャニスターを入れて、先に底部を下のストラップの向こうへ挿しこみ、キャニスター上部を奥へ押し込んで


↓上のストラップでキャニスター上部を抱きかかえさせる様にしてLift-the-dotを留めます。本日の記事の4番目の画像と同じ状態になります。


↓バッグの着用者側の面と…


↓外側の面にあるこれらの縫製ステッチは、内部のキャニスター固定ストラップをバッグ本体に縫い付けるのにできたものでした。


↓MIXA1フィルター・キャニスターです。MIXIA1は、マスク本体が総ゴム製になったM2以降M3になっても組み合わされて使われ続けました。これより前の同じような形のフィルター・キャニスターは数種類ありますが(MVⅢやMⅢRなど)、内部の構造が改良された程度で、無毒化のための化学物質(銅含浸チャコールとソーダ石灰)の組成は同じです。


↓「US MIXA1」とのプロパティ表示と形式名表示。あらためて見ると缶が結構凹んでますね。


↓こちらには製造者名略称「EAE」と、ロット番号「217」。撮影前に埃を拭き取るべきでした。汚いですね。


↓吸気ホースにも何やらロット番号のスタンプがあります。「LOT NO.56」の表示。


↓キャニスター底部真ん中に円形の吸気孔があります。切り欠きから見えているベージュ色のモノはゴム製の吸気弁です。マスク装着者が息を吸うとキャニスター内が陰圧になり、この弁が内側へ吸い寄せられて隙間が生じて吸気出来ます。装着者が息を吐こうとするとこの弁は外側へ押し付けられ、この画像の状態となって外気の侵入は遮断される一方で、当記事その1で見ましたように口元の排気弁から呼気が排気されるのです。缶底の左側に「横菱の中に『C』」のメーカーロゴ?があります。こちらも今のところ何というメーカーのモノなのか判っておりません。


↓曇り止めスティックの入った小缶。黄色みの強いOD塗装で、ウジャウジャ沢山記載されています。「THIS CAN CONTAINS ANTI-DIM STICK FOR GAS MASKS.“この缶にはガスマスク用の曇り止めスティックが入っている。”」


↓「使用説明書 汚れ・水分を全て取り除き、レンズを隈無く清浄にせよ。 次に乾いてきれいなマスク内側のガラスの表面に曇り止めを少量こすり付け...」


↓、「...化合物が均一に広がるように布でガラスを擦る。化合物を全て拭い去らないように注意せよ。」


↓「曇り止めスティックを使うべき時-化合物をガスマスクのレンズに…」


↓「...毎週、或いはマスクを着用した後に塗布せよ。」


↓製造者名表示。GLOBE CRAYON CO.,INC.。ニューヨーク、ブルックリン。クレヨンの会社が作ってたんですね。


↓ここにとても小さな字で「A.C.CO. 19A.M?」とありますが、何のことやら。


↓底面。特記無しです。


↓蓋です。こちらも特記無しです。


↓蓋を取りました。ネジが切ってある訳でなく、茶筒のように気密性のまあまあ高い「カポッ」と被せるタイプです。


↓ガーゼがクルクル巻かれた状態で収まっています。


↓「化合物」を芯にしてガーゼがクルクル巻かれていました。


↓「化合物」は鉛箔?のようなもので包まれています。油分がガーゼに染み出しています。


↓この「化合物」をレンズにこすり付けてガーゼで展ばすのですね。


↓経年劣化で包み紙はボロボロです。余談ですが、のちのちこの曇り止めは「スティックと布」から「チューブ入りのペーストと布」へ、更に「曇り止め材をあらかじめ染み込ませた布」へと改良されます。



はい、3回に亘ってお送りして参りました。リエンナクトやサバゲでガスマスクを装着することはあまりないので、興味を持たれる方もあまりいらっしゃらないかとは思いますが、何かのお役に立てればと願っております。

市場での出物もそうそう無いようです。本個体はもうカレコレ10年以上前の入手で、価格はeBayで$120ちょっとだったように思います。
米軍が採用したガスマスクの種類は多く、全てコレクションしようとは思いません。多分。よっぽど程度の良いモノが出れば分かりませんが。

それでは今回はこの辺で失礼いたします。また2週間後にお会いしましょう。さようなら。




  

Posted by Sgt. Saunders at 12:08Comments(0)Gas mask

2021年07月04日

U.S. MIA1 ガス・マスク その2(U.S. MIA1 Gas Mask #2)

みなさん、こんにちは。

森友学園問題に係る赤城ファイルの開示非開示・再調査問題、新型コロナウィルスワクチンの接種に絡む確保・配分の問題、オリンピック・パラリンピックの有観客・無観客の問題、中国政府による香港の蘋果日報(Apple Daily)の事実上の強制廃刊、昨日発生した熱海の地滑り・土石流災害などなど悩ましいことが多いなか、ようやく梅雨らしく雨降りの多くなってきた当地大阪から、前回の続き「U.S. MIA1 ガス・マスク その2(U.S. MIA1 Gas Mask #2)」をお送り致します。

前回は収納バッグの外観までしか行けませんでした。今回はその続きでバッグからマスクを取り出して見て参ります。

↓この画像から始めます。バッグ本体の今見えている面が装備者の左脇腹に密着するように設計されています。上に見えているショルダー・ストラップを右肩に掛け、左側で輪を作っているベルト・ストラップを装備者の腰の周りにグルッと巻いて装着します。肩から掛けたバッグを腰周りにベルトで密着させる形です。装備者はバッグ右辺のフラップを自分のお腹側・手前側へ開いて中のガスマスクを取り出す形態になっています。


↓はい、フラップを開きました。今さっきフラップが留まっていたのは青丸のトコでしたね。では赤丸のLift-the-dotのオス部品は何のため?後で触れます。


↓上の方にバッグの名称「MIVA1」、その下に製造者略「E.A.E.」とロット番号。すみません。E.A.E.が何という会社の略なのかまだ分かっていません。


↓手書きで保有者記名があります。初代保有者の姓の頭文字はCで認識番号の下4ケタは3704、2代目保有者の姓の頭文字はGで認識番号の下4ケタは8123です。この「姓頭文字・認識番号下4ケタ」の記名方法はAR(Army Regulation)850-5で定められた正式なもので、他の個人装備品でもよく見られます。


↓中を見て参ります。マスクの面体と吸気ホースが覗いています。


↓緊急時に素早く面体を掴み出せるようにして収められています。


↓顔面に装着する面体に吸気ホースが連なって出て来ます。


↓吸気ホースは蛇腹になっており、ゴム製で表面はラクダのシャツのようなキャメル色のメリヤスで覆われています。その吸気ホースに何か被さっています。


↓容易に取り外せます。


↓アルミ合金製の薄い金属板を加工して作られた吸気ホース保護具です。やや明るいOD色で塗装されています。金具が擦れて塗装が剥げてます。


↓バッグ内に面体と吸気ホースを収納する際に、面体から下方に突き出している呼気バルブ保護のための黒色の鋼製のバンパーが吸気ホースを傷つけないよう、接触するであろう辺りにこれを被せて吸気ホースを守ります。


↓面体を見て行きます。面体もメリヤスで覆われたゴム製です。口元から顎下にかけてテープで溶着して面体の立体化が図られています。


↓吸気ホース側と排気弁側とに別れる部分(口吻部分)は鋳造パーツで、吸気ホースも排気弁もマスク本体も全てこのパーツとの結合はテープでグルグルと巻き押さえられて処理されています。


↓グレー色のゴムで出来た長い六角形の排気弁は、黒く塗装された鋼製のバンパーでガードされています。


↓排気弁の型式はMI です。薄いゴム板製の封筒の両側下部を斜めにカットしたような感じです。通常はゴム板がピッタリ重なっているのでここから外気が侵入することはなく、着用者が息を吐く時にその圧力でカット部分が押し拡げられて呼気が排出される仕組みです。この画像では手指で変形させてます。


↓鋼製の排気弁バンパーは普通の丸頭マイナスねじと…


↓普通の六角ナットで口吻パーツに取り付けられています


↓正中で折られた面体を正面から。実はもうかなりゴムの硬化が進んでいまして、顔面に当てがうほどに拡げようものなら「モソッ」「パキッ」と割れそうなのです。


↓眉間部分のプロパティ表示「U.S.」と、サイズ表記の「5」のスタンプ。


↓吸気ホースとは違って面体を覆うメリヤスはとても薄手です。


↓まん丸形の眼鏡レンズです。


↓MIとは異なりレンズが交換できるようになってます。


↓レンズのフレームとレンズを押さえる枠とはネジ留め式になっており、交換の際にはただ廻すだけです。気密性を保つためにはシッカリ締めねばなりません。


↓面体を顔面に固定するためのヘッド・バンドはMIIA1が取り付けられてあります。6本のハーネスが後頭部のパッドに集められるのは前モデルのMIIと同じですが、ハーネスをパッドに集めた上からさらに一枚布を重ねて縫製するように改良した点がMIIとの差です。


↓ハーネスの色はこの個体では青灰色ですが、ベージュ或いはもう殆ど白というバージョンもあります。ハーネス自体にゴムが織り込んであるので伸縮性を持っていますが、面体との結合部のバックルで長さを調節できますのでキメ細かいフィット感調整が可能です。


↓ゴムの硬化が進んでいる中、恐る恐る面体内側を覗き込みます。面体内側に後付けされたゴム製のパーツが、フィルターを通過し清浄化されて吸気ホースを通ってきた外気を左右のレンズ内側に吹き付けるように誘導して、レンズの曇りを軽減させます。


↓面体を顔面に装着しバッグから吸気ホースを十分な長さに引き出せたら、バッグのフラップの上の方のLift-the-dotのメス部品は、吸気ホースが何とか通るだけの開口部を作る位置にある方のオス部品に留めて、バッグ内に異物が入らないようにします。本記事の2番目の画像で赤丸のオス部品は何のため?の謎が解明されました:)。



はい、今回はここまでです。次回はフィルター・キャニスターとバッグ、その他に触れて「M1A1 ガス・マスク その3(最終回)」とする予定です。
梅雨空が続きますが、ポジティブに暮らして参りましょう。新型コロナ対策も十分に。それではまた2週間後にお会いしましょう。




  

Posted by Sgt. Saunders at 12:00Comments(0)Gas mask

2021年06月20日

U.S. MIA1 ガス・マスク(U.S. MIA1 Gas Mask)

みなさん、こんにちは。
当地大阪が梅雨入りしたのが確か史上最速の5月16日。以来雨降りの日もありましたが、総じてカラ梅雨のような、晴れの多い日が続いている気がします。まだ梅雨明けしておらず、今朝も雲がやや多いものの空は明るくまずまずのお天気です。
コロナワクチン接種の機会は徐々に国民全体に拡がりつつある中、緊急事態宣言・まん防などの政策と感染者数の増減を注視しつつ、政府はオリンピック自体を中止する気は最早なく、観客を入れるか否かについてはハッキリと決めないまま開催へ突き進んでいます。もう博打の様相を呈してきました。

さて今回の投稿ネタを何にしようかなと考えましたが、前に撮り貯めた画像を見直しまして決めました。
ガス・マスクネタははもう7年程も前にU.S. MIA1 トレーニング・ガス・マスク(U.S. MIA1 Training Gas Mask)U.S. M1A1 トレーニング・ガス・マスク その2(U.S. M1A1 Training Gas Mask;#2)をやって以来まだ2回目です。

いわゆるガスマスクはその構成を大きく分類すると、マスク本体(面体)、吸気ホース、吸気缶(フィルター・キャニスター)からなり、一つにまとまって初めてガスマスクとして機能しますが、WW2直前からの米軍のガスマスクはその改良開発が構成要素ごとに行われ、且つペースも速かったため、構成要素同士の組み合わせ次第で実に多くのパターンが出来てしまいました。マスク本体は同じモノでも他の構成要素との組み合わせによって「別物」と言わざるを得ない状況があるのです。それ故便宜上今回の投稿タイトルを「MIA1ガスマスク」と致しました。
もっと細かく言えば排気弁、頭に掛けるハーネスにも数種類あり、時代によって純粋に「順列組み合わせ」にはならないにしても、その組み合わせの種類は相当数にのぼります。
しかしまぁガスマスクについてはマスク本体の形式のみを以って呼称しているのが一般的でありまして、イチイチ「面体はMIA1でホースは何々で排気弁が何々・・・のガスマスク」などとしている例は余りと言うか滅多にありませんので、それほど拘る必要はないかもしれません。追い追い触れるかも知れませんが、マスク一式を「マスク本体-吸気缶(フィルター)-収納バッグ」という3種の構成物件の組み合わせとして捉え、制式名称もそれに沿って、例えば「M3-10A1-6 ガス・マスク」と称しておりました。今回採り上げますガス・マスク一式も正しくは「 MIA1-IXA1-IVA1」となります。この辺りになるとかなりのコア・マニア向けの話になってきますし、私なんかが全パターンを蒐集するなど、到底出来ません。

当ブログでは、なるべくたくさんの情報をお届けしたいという気持ちから、一つのモノについて様々な視点・角度から「解剖」する傾向がありまして、今回はいつも以上に画像が多くなりましたので複数回に分けてお送りします。

今回の「MIA1ガス・マスク」について、画像もまだ出てないうちからで恐縮ですが、まず初めに講釈めいたことを。マスク本体の「MIA1」はサイズが5種類展開で、眼鏡レンズは取り外し可能となっております。サイズが4種類で眼鏡レンズが固定式であった前モデル「MI」を、1933年にサイズを1段階増やし、眼鏡レンズが交換出来るように改良して名称も新たに「MIA1」となりました。1937年10月には量産性からの見直しによりサイズ展開が1つだけ(「Universal」=One size fits all)に絞られて名称も「MIA2」となります。サイズが1種類となった以外に変更箇所はありません。

↓さて、まずはMIVA1収納バッグ(MIVA1 Carrying Bag)に収まっているところから見て参ります。バッグ本体はODシェード#9よりもずっと黄色味の非常に強いWW1以来のカーキ色です。上に写っているショルダー・ストラップとバッグ本体の裏側に隠れていて少しだけ見えているウェスト・ベルトはODシェード#3です。

バッグにはUSのプロパティ表記と化学戦部(Chemical Warfare service)の兵科章、「1」のサイズ表記、「Army Service Gas Mask」とのザックリとした名称表記があります。何故ザックリなのかはひとえに「色んな形式のマスクが入るであろうことを予期して」のためです。しっかり書くと中に入ってるマスクの制式名称が変わる度に書き直さなくてはならなくなってしまいます。さらにその下にステンシルで「5」との表記がありますが、これはバッグ製造時ではなく後からステンシルをつかって付け足したモノで、何を意味するかについては色々推測されるところ、私はこの中に今入っているマスクの「本当のサイズ」である「5」を表しているのではないかと思っております。元々ある「1」を消して、その脇に・・・ではないのは何故か。うーん、となると所持者の部隊名等の「5」?分かりません・・・。

↓裏側です。裏側が左脇腹にくっ付くようショルダー・ストラップを右肩に掛け、ウエスト・ベルトを腰に廻して装着します。


↓ウェスト・ベルトは「ODフィールド・キャンバス・バッグ・キャリング・ストラップ」と同じウェブ素材です。


↓連結はピストル・ベルトのバックルとは違います。M1ヘルメットの初期のチン・ストラップを大きくしたような感じです。


↓ショルダー・ストラップもウェスト・ベルトと同じ素材です。肩掛けする時にバッグを持ち上げて頭をストラップの輪の中へ入れなくても済むよう、バッグを腰の位置にしたままストラップを背面から右肩へ廻し、身体左前面で脱着できるようにバックルが設えてあります。また、画像で上方にある「肩掛け部分」はストラップが少しでも肩のラインに沿うようにと曲線を描くように縫製されています。そしてその肩から胸側(画像では左)も、肩から背中側(画像では右)も、それぞれ独立して長さを調節できるように長さ調節用のバックルがあります。


↓肩フィット感を重視したこの曲線縫製。「廉価版」だったらこんな手間な仕事しませんね。「廉価版」ならウェスト・ベルトと同じように調節バックルは一つでストラップはストレートのままでしょう。持てる国、余裕のある国の為せるワザです。


↓こちらの脱着バックルもM1ヘルメットの初期のチン・ストラップの大型版のようなモノです。



すみません。今回はここで一旦終わります。次回またこの続きを投稿いたしますので是非ご覧下さい。
それでは失礼します。さようなら。





  

Posted by Sgt. Saunders at 12:08Comments(0)Gas mask

2020年10月18日

U.S. M1ガスマスク防水キット(Kit, Gas mask, Waterproofing, M1)

晩秋の候、みなさま方におかれましては愈々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
私儀仕事上での環境変化がありまして、当ブログの更新・新規投稿が出来ませんでした。
今般やっと落ち着きを取り戻しまして約4週間振りにお送りいたします。

今回のネタは何にしようかなと例によってヒントをもらおうと、困った時の故川越のりと先生頼みの「コンバット・マガジン 巻末イラスト・ポスター」シリーズを見ておりましたら、このポスターの中に「あれ?」と感じるところがありまして…↓


↓「あらあら、独立したキャプションも無くイラストだけで可哀想に」と目に付いたこのアイテム。ライト・ウェイト・サービス・マスクの「一部」になってしまっています。もちろんこのアイテムはガス・マスクと共にあらねばその存在意義が無いのですけれども。


↓WW2時に使用されたM1ガスマスク防水キット(M1 Gas mask Waterproofing Kit)です。いや、正しくはキットの収納ケースです。防水キットといえども、ガスマスクの表面を防水加工するという訳ではなく、ガスマスクの機能的中枢である吸気缶への水の侵入を防ぐための粘着テープと粘着シート、および面体と吸気缶とをつなぐ波形ホースを面体からすぐの所で閉塞するためのクランプを一式とするキットということです。左がカーキ版、右がOD版です。あとで見て行きますが中身は同じです。


↓通常はガスマスク・バッグの中に入れて携行するものなので、ケース自体にはそれほどの堅牢性・耐久性は必要ありません。例えばM1カービン用マガジン・パウチのフラップに使われているダックよりももっと薄手のコットン・ダックで出来ています。裏側には特に何の表記もありません。


↓では先ずカーキ版の方から見て行きます。縦100mm横130mmほどのエンベロープ(封筒)です。マチは取られていません。「KIT, GAS MASK, WATERPROOFING, M1」のスタンプがあります。WW2時の装備品としては珍しく留め具はスナップ・ボタンになっています。


↓フラップにはプロパティ表示の「US」と化学戦部(Chemical Warfare Service)の兵科章のスタンプ。このベンゼン環とレトルト器の組み合わさった化学戦部の兵科章のデザインは私の好きな米軍兵科章のうちの一つです。


↓スナップ・ボタンですが、ごっついモノでなく小さい可愛いタイプです。


↓スナップのオス部品の裏側です。「UNITED CARR」社製でした。


↓フラップを開きました。フラップの縁の折り返し部分の処理は、布地は裁ちっ放しで縫製も最小限です。


↓フラップ内側のスタンプ。「LOT N-4-1812-4」はロット番号でしょう。「CMC」は恐らくメーカー名だと思います。


↓もう一方のOD版です。縫製・造りについてはカーキ版と全く同じです。


↓メーカー違いによる差でしょうけれども、カーキ版よりもやや小さくて奥ゆかしい「KIT, GAS MASK, WATERPROOFING, M1」のスタンプ。


↓フラップにプロパティ表示の「US」と化学戦部(Chemical Warfare Service)の兵科章のスタンプがあるのもカーキ版と同じです。


↓フラップ内側のスタンプ。上に「LR.G.C.」と、恐らくメーカー名だと思います。カーキ版の「CMC」も併せて今回少しネットを調べましたが、どこのどんな会社か判明しておりません。下の「LOT C-CWS 431-3」はロット番号でしょうか。「CWS」はChemical Warfare Service(化学戦部)の略でしょうかね。こちらのスナップ・ボタンのメーカーもUNITED CARR社製でした。


↓では中身を見て行きます。左に今見て来た収納ケース。画像右側に上から黒染めワイヤー製のクランプ2つ、絆創膏テープ、透明フィルムで密封された使用説明書付きアセテート繊維粘着シート。


↓使用説明書付きアセテート繊維粘着シートが両側2か所で黄色く変色したセロハンテープで纏められています」。


↓透明フィルムを破って取り出しました。使用説明書に曰く「ガスマスク吸気器を防水化する方法」として、「幅1/2インチ(12.7mm)の絆創膏テープで全ての継ぎ目をカバーする。繋ぎ目は1/2インチ重ねること。布から粘着シートを剥がし、吸気弁を粘着シートの真ん中で覆って縁を押さえる。」「面体の下、ホースの3つ目の波型部分にクランプを噛ませてロックする。」「裏を見よ。」


↓「裏を見よ」とありますので、セロハンテープを切って開いてみます。


↓このように説明などが印刷されたボール紙2枚の間に粘着シートが10枚程?挟み込まれています。


↓さっきの使用説明書が表紙だとしたら、その表紙裏には「濡れた後のマスクのケア」があります。曰く、「面体の水気を切り、吸気器を上にしてマスクを吊るして乾燥させる。クランプを外してキットへ戻す。吸気弁から粘着シートを外して捨てる。マスクが乾いたらキャリアへ戻す。注意!常に吸気器やホース管に水が入らないようにすること。使用不能となるまで継ぎ目から絆創膏テープを剥がさないこと。」

継ぎ目のテープは貼ったままにするんですね。

↓「裏表紙」の裏には何も書かれていませんが…


↓裏表紙には彼の「SCOTCH」ブランド製であると分かる表記。「スコッチ アセテート繊維テープ」、「『SCOTCH』はミネソタ州セント・ポール6、ミネソタ鉱工業会社によるアメリカ製粘着テープのトレードマークです。」、「テープが裂けないよう、テープをライナーからまっすぐ引き下げて、ライナーからゆっくりと剥がす。」。下部にはパテントの表示が沢山あります。


↓使用説明書にあった「幅1/2インチの絆創膏テープ」と「クランプ」です。説明書ではクランプは1個しか使っていませんでしたが、何故かキットには2個入っていました。カーキ版を入手した時もOD版を入手した時もクランプは2個でしたし、冒頭に掲げました故川越のりと先生のポスターのイラストでも2個描かれていますので、デフォルトで2個、1個は「予備」だったのでしょうか。


↓コレ自体が「絆創膏テープ」ではありません。茶色のパラフィン紙?と白く見える蝋で防水化されているボール紙製の円いケースの中にテープが入っています。ケースを振ると、中でコロコロとテープが動きます。ケースを開けてテープを取り出そうかどうか迷いましたが、開けませんでした。開けてみたい気持ちはありますが。


↓クランプです。黒に染められたワイヤー製です。2ピース構造です。


↓このロック部分を...


↓ウンッと横へずらしてロック状態を解除して…


↓このようにフリーに出来まして


↓白い紙片をホースだと思ってくださいね。ホースをこのようにクランプに噛ませて…


↓ホースを閉塞させてロックし、面体側からの吸気器への水の侵入を防ぎます。



ウィキペディアによれば、WW2中は戦場ではガス攻撃は無かったそうですが、結果として「無かった」のであり、当時の兵士は常に相手方がガス攻撃をして来ないか、その場合には防御をどうするかについてまさに戦々恐々、必死の思いだったに違いありません。ですから上陸作戦・降下作戦等では必ずガスマスクを装備していました。

と、ここまで書いて、そう言えばガスマスク本体についてまだ記事にしていないことに気付きました。吸気器と面体とを繋ぐホースの無い、面体と吸気器が直結している「M1A1 トレーニング・ガス・マスク(U.S. M1A1 Training Gas Mask)」は過去に記事にしていますが、ホースのあるガスマスクはまだ記事にしていないですね。
次の記事のネタにしましょうかね。どこにあるか探して埃を掃って綺麗に拭いて写真を撮って…。ま、近いうちにやります。

今回はこの辺で失礼いたします。次回はいつ投稿できるか。一応隔週の日曜日正午を投稿定刻と自主目標にしておりますが、諸事情により変更しますのでどうぞご容赦ください。それではまたお会いしましょう。



  

Posted by Sgt. Saunders at 12:11Comments(0)Gas mask

2014年06月15日

U.S. M1A1 トレーニング・ガス・マスク その2(U.S. M1A1 Training Gas Mask;#2)

こんにちは。
当地大阪は梅雨の中休み。雲が多いながらも明るく晴れております。

前回に続き「U.S. M1A1 トレーニング・ガス・マスク(U.S. M1A1 Training Gas Mask)」について見ていきます。


↑面体は艶消しの水色合成ゴム製です。アイ・ピースは逆三角形。面体自体は後のM2サービス・ガス・マスクに引き継がれます。吸気缶は「緑青灰色」と言いましょうか、昔の病院の手術室の壁面の腰の高さから下の色と同じような色です。



↑吸気缶下端。ベージュ色の吸気弁が見えます。面体内部が陰圧(着用者が息を吸う時)の際にこの弁が内側に反れて外気が入ります。取り入れられた外気はこの缶の内部の活性炭とソーダ石灰の層のフィルターを通って浄化され、面体内部へ到達します。



↑排気弁(M5バルブ)は薄いゴム膜が2枚前後にぴったり重なった構造になっており、排気の圧力がその隙間を開いて出ていき、排気圧がなくなると再びぴったりと重なることで外気が面体内部へ入らないようになっています。当然排気のみの一方通行です。英語では「flapper valve」などと表現されています。



↑吸気缶側面の拡大。何かの番号がプリントされています。



↑吸気缶上部の商標と凸モールド文字。「横菱形の中にC」の商標(製造会社のモノだと思いますが、どこの物か分かりません)と「LOT B243-1」のロット表示。



↑吸気缶上部のもう半分部分。「US M1 TRAINING」の凸モールド文字。



↑装着用のバンドは片側3本、全部で6本です。バンド自体に伸縮性があり(ゴム)、なお且つ長さを調節できます。何やら表記があるので引っ張り出しました↓

「B243 1」とのこと。上で見た吸気缶のロット表示と同じです。



↑面体内側。吸気缶から吸い込まれた空気の通り道は排気弁の左右両側で2つに分かれ、それぞれが左右のアイピースの真下に開口しています。外気をアイピースに当ててレンズが曇るのを防ぐための工夫です。M1サービス・ガス・マスクから引き継ぐものです。



↑排気弁を内側から。小さい円状の穴の向こうは排気弁一枚があるだけです。排気弁が開くほんの少しの間でも、例えば風が強かったりして有毒ガスが微量でも入って来ないかなぁと危惧してしまうような構造のように思うのですが、M1サービス・ガス・マスクの頃からこんな感じですので、問題は無いのでしょう。



↑面体内側。顎・頬・額に接する部分はゴムがツルツルではなく、何と申しましょうか、「チリチリ」細工が施されています。汗・皮脂によるズレを防止するための滑り止めだと思います。

↓これがその「チリチリ」細工。面体成型時と同時の型押し加工でしょうか。




↑顎部分を下から。画像上方向が前方。左側には「LOT B 256」のロット番号と「横楕円の中にAcushnetの文字」の商標。これは分かります!現在もマサチューセッツ州にあるAcushnet Companyです(WWⅠ以前からラテックスやゴムの生産をおこない、のちには自らゴム製品を製造。ゴム部門とゴルフ用品部門に分社した後1985年にはゴム部門を売却。以上Wikipediaより抜粋・引用)。その下の「M54」が何を意味するのかがまだ分かりません。そのまた下の「10-41」は製造年月表示(1941年10月)。右側の「E41R46」は開発中の面体モデルに与えられたコードで、のちに新たなガス・マスク「M2A2サービス・ガス・マスク」が開発されますが、その面体本体として開発中のモデルであることを示します。EはExperimental(試作)、RはRevision(改製)の意です。つまり「41年試作・改製46番」のモデルであることを示しています。一番上の手書きの「2」(?)の意味は不明。



↑アイピースは交換不能です。


以上面体について詳しく見ました。最後に前回載せ忘れたものを一つ。収納バッグの構造について。バッグに用いられたキャンバス布地は2枚はぎで、底の部分を吸気缶の形状に合わせて円い生地で・・・などと、立体的には作られてはいません。↓



M1A1 トレーニング・ガス・マスクはこれにて終わります。ガス・マスクはバリエーションが多いので、コレクション量も少ないのですが、またの機会に別のモノも取り上げたいと思います。

それでは、また・・・。


  

Posted by Sgt. Saunders at 15:07Comments(0)Gas mask

2014年06月08日

U.S. M1A1 トレーニング・ガス・マスク(U.S. M1A1 Training Gas Mask)

みなさんこんにちは。
梅雨入りしたにもかかわらず、昨日今日と雲は多いけれども雨の降る気配は無い、モワーッと暑い大阪からお送りします。

ミリタリーに本格的に興味を持つより前、野外でキャンプをするのが好きになっておりまして(屋内でテントを張ってキャンプしたこともありますが)、装備一式を収納するのに使うザックとして初めて手にしたのは「美津濃」のいわゆるキャンプ用品として製造された完全なコマーシャル品でした。
遠足に持っていくようなリュックサックとは違って、ポケットのフラップは革製のベルトで留まる、底には一面革が張ってある、力のかかる部分の縫い目がこれでもかと言うくらいしっかり縫い込まれているのを見て、「ワイルドだなぁ」と思ったものです。
その後ミリタリーの世界に足を入れていくことになったのですが、ミリタリーモノの「兵器」関係を除く「生活」関係分野においては、キャンプに使う道具としてはこれ以上申し分の無いものであるという認識を持つに至りました。本来軍用のモノが一番過酷な条件で使用されるのですから当然といえば当然なのですが。

しかしまぁ、昨今はお手軽アウトドアとでもいいましょうか、アウトドア趣味が広く普及することは大変にいいことだと思うのですが、それに伴って「なんだこの代物(シロモノ)は?」と首をかしげたくなるような「見てくれだけアウトドア用品」をホームセンター等で見かけることが多いですねぇ。アウトドア初心者には一見便利そうに見えても強度・耐久性が「?」と思われる物のなんと多いこと。その点ミリタリーモノは、制式前のトライアルもあり実践使用された実績もありますから、実に頼りがいがあります。
このように「質実剛健」である点にミリタリーモノの純粋な「良さ」を感じて、現在も尚できるだけアウトドアにはミリタリーモノを投入しております。同じ用途のモノでもお国柄の違いが発露して、それにも興味を抱かせてくれます。見栄えや色使いは別にして、アウトドアの実用品としてはミリタリーモノが一番ですね。

と、上のようにぶち上げたこととは全く無縁な、こんにち我々がアウトドアを楽しむことにおいては恐らく殆ど関係の無い、必要の無いモノが今回のネタ、「ガス・マスク」です。キャンプにも使用可能なミリタリーモノの入手時は、補正予算案審議時の委員の追及はかわし易いですが、まるで実用の機会の無いモノの入手は「機密費」から捻出しなければなりません。

↓今回採り上げるのは米軍の「M1A1 トレーニング・ガス・マスク(M1A1 Training Gas Mask)」です(のちに「M2」と改名されます)。↓

このガス・マスクはWWⅡのアメリカ参戦前に開発された、本来はトレーニング用のモノです。トレーニング用のモノなど本来であればそれほどマニアは気にしないところ(真の(神の?)マニアならば練習用だろうがPXモノだろうが関係ありませんが・・・)こんな練習用のマスクが何故WWⅡモノとして注目されるのかと言えば、そう、多くのかたはご存知でしょう。WWⅡ初期に通常のガス・マスクが品薄となったためこれらを使用せざるを得なかったのでした。とくに空挺隊(Airborne)がその軽さとスマートさを好感して使用したのが良く知られているところですが、北アフリカ、イタリアでも使用されました。

↓ケース全景。いわゆるカーキ色。OD色版は見たことありません。細長いチューブ状です。


↓ケースのスタンプ。「U.S.」の下に化学戦部(Chemical Warfare Service)の兵科章。その下に制式名称「TRAINING GAS MASK M1A1」。

↓更に拡大。化学戦部の兵科章は、交差したレトルト器にベンゼン環が重ねてあるデザインです。因みにこのデザインは、数ある兵科章の中でも私の好きな兵科章ベスト3に入ります。

↓ケース裏側。上のストラップは肩から掛けて、白いコードで身体に結わえ付けます。このコードがODやカーキになっているモノもあります。


↓肩ストラップはこのバックルで長さの調節が出来ます。バックルはケースの表正面から見て左上側にあります。


↓肩ストラップのケース表面右上にある「根元」は、ケースの表裏布地の縫製と一緒に縫い込まれています。


↓身体結わえ付け用のコードも同じようにケース表面右側で表裏布地の縫製と一緒に縫い込まれていて・・・、


↓反対側にある金具に通して身体に結わえ付けるのに使います。


↓蓋フラップの留具は「Lift the Dot」。


↓開けたところ。何か標記があります。


↓「MI (改行)E.A.E.(改行)LOT 58(?)」。バッグの制式名称「MI」と製造者略称E.A.E.。済みません、まだE.A.Eが何なのか解明できていません。このE.A.E.は他のガス・マスク・ケースでも良く見られるのですが・・・。


↓面体が正中で2つに折られて入ります。


↓ケースとマスクを並べてみました。


↓マスクの内側にM41フィールド・ジャケット(Jacket, Field,od)を丸めて入れて正面から。


↓額の部分。USの下の「U」は「Universal」のU。「フリーサイズ」の意。



今回はここまでです。
次回はマスク本体について触れたいと思います。

それでは、また・・・。


  

Posted by Sgt. Saunders at 15:56Comments(0)Gas mask