2024年04月21日
トンプソンSMG 30連マガジン用ポケット(Pocket for Thompson SMG 30rds. Mag.)
みなさん、こんにちは。長い間ご無沙汰しております。最後の投稿から実に2年3箇月ぶりの投稿です。
交通事故で?...、病気で?...、コロナで?...、単に面倒臭くなったから?...。 投稿が途絶えている理由について、いろいろ推測なさった方はおありでしょうか?
実は2022年1月9日の最後の投稿の前、元旦の初日の出を拝みながら「今年一年、どんな一年になるのかなぁ。去年はコロナに引っ掻き回されてしんどい1年だったなぁ。『巣ごもり需要』で皆さん自己啓発に取り組んで色んな公的資格を取ってるっていうニュースもあったし、『1年の計は元旦にあり』って言うし、自分も何か目標を決めて頑張ってみようかな」と考えまして、ある法律系の国家資格の取得を目標に定めて、「やるからには一発でキメたい」と思い、試験は11月の実施でしたので時間的には比較的余裕がありましたが、皆様の目に触れるミリブロへの投稿には、そこそこデータの裏取り調査やモノの写真撮影やらが必要で、試験勉強とを両立させて行く自信は無く、仮にもしミリブロ投稿を続けながら試験が不合格だった場合に「ミリブロ投稿を続けてたからだ」とミリブロをその言い訳にしたくありませんでしたので、全精力を試験勉強に注ごうと、ミリブロ投稿をキッパリと中止した、というのが真相でございます。せめてその間「生存確認」の意味で、ネタ無しで何らかの近況報告的な投稿をしようかとも思いましたが、ネタがあっての当ブログだと思い直し、敢えて投稿は控えました。突如何のご説明もせず投稿を中止し、大変失礼いたしました。
その合否発表は2023年の1月にあり、お陰様で合格できました。合格して嬉しいのは勿論でしたが、その資格の活用の仕方に悩んだり、勤務先での人事異動の影響など諸事情がいろいろ絡み合い、精神的に落ち着きの無い時期が続きまして、その間ミリブロ投稿の再開が出来ませんでした。
ようやく秋ごろには気持ちも落ち着き、「そろそろミリブロ投稿を復活させようかな」と思ってた矢先、順調に病気療養中であると思っていた私の好きな音楽アーティストの方が急逝なされ、激しく意気消沈し、虚無感・虚脱感・悲壮感に包まれてしまいました。他のファンの方々のX(旧Twitter)などでお互いの励まし・慰め投稿を読ませていただいたり、私自身の数少ない投稿に対しても共感の反応・返信を頂くことや、関係の深かったミュージシャンの方などが発する追悼メッセージ・思い出話・エピソード披露の類に接し、首肯することを多く重ね、12月25日のクリスマスごろには、何とか心の痛手も治癒されて、2024年の新年を迎え入れる心境になりました。
元旦は生憎当地は曇り気味で、鮮やかな初日の出は拝めませんでしたが、またこの1年を大切に生きていこうと心に誓いましたらその当日、新年早々能登半島地震が発生し、多くの方々が犠牲になってしまう悲しい出来事があり、またも意気消沈することとなりました。
季節が冬から春へと移り、遅めの桜の開花のニュースに接する頃、心の傷も癒され、新緑の萌え出ずる今、当ブログの再始動にチャレンジです。仕事や体調との兼ね合いで前よりも投稿ペースは落ちることが予想されますが、じっくりマイペースでやっていきたいと思います。
さて、2年3箇月ぶりの投稿ネタは何か特別にレアなモノにしようかなと考える余地はなく、と言うかそんなレアなモノは持ち合わせておりませんので、投稿中断以前と同様、ごくありふれた普通のモノでございますことにはご勘弁ください。。。
トンプソン短機関銃用30連マガジン・ポケットです。いわゆるカーキ色(OD#3)です。

ピストル・ベルトに通して腰に装着し、トンプソン短機関銃の30連マガジンを3本携行することができます。トンプソン短機関銃に代わるモノとしてWW2後期に開発・供与されたM3短機関銃「グリース・ガン」の30連マガジン用としても使われました。
全体がコットン・ダック製で、フラップはLift-the-dotファスナーで留められます。

フラップ裏面のLift-the-dotのバック・プレート。凸型でモモンガの飛んでいる姿のような補強があるタイプです。

フラップを開けました。マガジンが2.5センチほど露出していて、つまみ出しやすいです。

Lift-the-dotのオス部品(スタッド)は各ポケットに直に付いているのではなく、3つのポケットを横断して設えられたコットン・ウェブ・テープに付いています。Lift-the-dotを開けるときには、スタッドには少なからず引っ張られる力が掛かりますが、もしスタッドが直にポケットに付いていたとしたら、ポケットのダック生地がスタッドに引っ張られて破れやすくなっていたでしょう。

本個体は殆ど使われた形跡がなく、縫製指標マークも残っています(スタッドの位置、ポケットの生地の折目など)。

先ほど触れたスタッドの付いているコットン・ウェブ・テープは、ご丁寧にも2重になっています。

横からの砂塵の侵入を防ぐのは苦手のようです。

ピストル・ベルトにこの背面のループ部分を通して使用します。

背面です。大きく「U.S.M.C」と、「海兵隊のプロパティ」表示スタンプがあります。本来海兵隊用の装備品ですが、陸軍でも多く供用されました。

背面下部には製造者名「R.M.CO.(Russell Manufacturing Company)」と、「NOm-45412」の「海軍海兵隊装備品契約番号45412」、および契約年「1944」のスタンプ表示。

このタイプの30連マガジンポケットはのちに色調がOD#7に変わり、素材もコットン・ダックへと変わっていきまして、ヴェトナム戦を経ても尚ナイロン素材へと変わりつつ、ほぼ同じ仕様で製造・使用が続けられました。
また、ピストル・ベルトを大きく「占拠」する大きさの割に僅か「3本」のマガジンしか携行できないのは効率が悪いので、もっと沢山マガジンが入って着脱可能肩掛けストラップが付いた「Bag, Carriyng, Ammunition」などの「袋型」のバッグの方が重宝されていたように思います。
サンダース軍曹はイギリス軍のP37ブレンガン・アモ・パウチを腰に下げていましたね。のちには「無限?懐パウチ」でした。
私がWW2米軍装備コレクションを始めたころはこのUSMCスタンプのマガジン・ポケットは潤沢に市場に出回ってました。お値段も大体3,000円くらいでしたので「いつでも買えるわ」とタカを括っていましたら段々と高騰して来ましたので、急いで入手した記憶があります。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。
交通事故で?...、病気で?...、コロナで?...、単に面倒臭くなったから?...。 投稿が途絶えている理由について、いろいろ推測なさった方はおありでしょうか?
実は2022年1月9日の最後の投稿の前、元旦の初日の出を拝みながら「今年一年、どんな一年になるのかなぁ。去年はコロナに引っ掻き回されてしんどい1年だったなぁ。『巣ごもり需要』で皆さん自己啓発に取り組んで色んな公的資格を取ってるっていうニュースもあったし、『1年の計は元旦にあり』って言うし、自分も何か目標を決めて頑張ってみようかな」と考えまして、ある法律系の国家資格の取得を目標に定めて、「やるからには一発でキメたい」と思い、試験は11月の実施でしたので時間的には比較的余裕がありましたが、皆様の目に触れるミリブロへの投稿には、そこそこデータの裏取り調査やモノの写真撮影やらが必要で、試験勉強とを両立させて行く自信は無く、仮にもしミリブロ投稿を続けながら試験が不合格だった場合に「ミリブロ投稿を続けてたからだ」とミリブロをその言い訳にしたくありませんでしたので、全精力を試験勉強に注ごうと、ミリブロ投稿をキッパリと中止した、というのが真相でございます。せめてその間「生存確認」の意味で、ネタ無しで何らかの近況報告的な投稿をしようかとも思いましたが、ネタがあっての当ブログだと思い直し、敢えて投稿は控えました。突如何のご説明もせず投稿を中止し、大変失礼いたしました。
その合否発表は2023年の1月にあり、お陰様で合格できました。合格して嬉しいのは勿論でしたが、その資格の活用の仕方に悩んだり、勤務先での人事異動の影響など諸事情がいろいろ絡み合い、精神的に落ち着きの無い時期が続きまして、その間ミリブロ投稿の再開が出来ませんでした。
ようやく秋ごろには気持ちも落ち着き、「そろそろミリブロ投稿を復活させようかな」と思ってた矢先、順調に病気療養中であると思っていた私の好きな音楽アーティストの方が急逝なされ、激しく意気消沈し、虚無感・虚脱感・悲壮感に包まれてしまいました。他のファンの方々のX(旧Twitter)などでお互いの励まし・慰め投稿を読ませていただいたり、私自身の数少ない投稿に対しても共感の反応・返信を頂くことや、関係の深かったミュージシャンの方などが発する追悼メッセージ・思い出話・エピソード披露の類に接し、首肯することを多く重ね、12月25日のクリスマスごろには、何とか心の痛手も治癒されて、2024年の新年を迎え入れる心境になりました。
元旦は生憎当地は曇り気味で、鮮やかな初日の出は拝めませんでしたが、またこの1年を大切に生きていこうと心に誓いましたらその当日、新年早々能登半島地震が発生し、多くの方々が犠牲になってしまう悲しい出来事があり、またも意気消沈することとなりました。
季節が冬から春へと移り、遅めの桜の開花のニュースに接する頃、心の傷も癒され、新緑の萌え出ずる今、当ブログの再始動にチャレンジです。仕事や体調との兼ね合いで前よりも投稿ペースは落ちることが予想されますが、じっくりマイペースでやっていきたいと思います。
さて、2年3箇月ぶりの投稿ネタは何か特別にレアなモノにしようかなと考える余地はなく、と言うかそんなレアなモノは持ち合わせておりませんので、投稿中断以前と同様、ごくありふれた普通のモノでございますことにはご勘弁ください。。。
トンプソン短機関銃用30連マガジン・ポケットです。いわゆるカーキ色(OD#3)です。

ピストル・ベルトに通して腰に装着し、トンプソン短機関銃の30連マガジンを3本携行することができます。トンプソン短機関銃に代わるモノとしてWW2後期に開発・供与されたM3短機関銃「グリース・ガン」の30連マガジン用としても使われました。
全体がコットン・ダック製で、フラップはLift-the-dotファスナーで留められます。

フラップ裏面のLift-the-dotのバック・プレート。凸型でモモンガの飛んでいる姿のような補強があるタイプです。

フラップを開けました。マガジンが2.5センチほど露出していて、つまみ出しやすいです。

Lift-the-dotのオス部品(スタッド)は各ポケットに直に付いているのではなく、3つのポケットを横断して設えられたコットン・ウェブ・テープに付いています。Lift-the-dotを開けるときには、スタッドには少なからず引っ張られる力が掛かりますが、もしスタッドが直にポケットに付いていたとしたら、ポケットのダック生地がスタッドに引っ張られて破れやすくなっていたでしょう。

本個体は殆ど使われた形跡がなく、縫製指標マークも残っています(スタッドの位置、ポケットの生地の折目など)。

先ほど触れたスタッドの付いているコットン・ウェブ・テープは、ご丁寧にも2重になっています。

横からの砂塵の侵入を防ぐのは苦手のようです。

ピストル・ベルトにこの背面のループ部分を通して使用します。

背面です。大きく「U.S.M.C」と、「海兵隊のプロパティ」表示スタンプがあります。本来海兵隊用の装備品ですが、陸軍でも多く供用されました。

背面下部には製造者名「R.M.CO.(Russell Manufacturing Company)」と、「NOm-45412」の「海軍海兵隊装備品契約番号45412」、および契約年「1944」のスタンプ表示。

このタイプの30連マガジンポケットはのちに色調がOD#7に変わり、素材もコットン・ダックへと変わっていきまして、ヴェトナム戦を経ても尚ナイロン素材へと変わりつつ、ほぼ同じ仕様で製造・使用が続けられました。
また、ピストル・ベルトを大きく「占拠」する大きさの割に僅か「3本」のマガジンしか携行できないのは効率が悪いので、もっと沢山マガジンが入って着脱可能肩掛けストラップが付いた「Bag, Carriyng, Ammunition」などの「袋型」のバッグの方が重宝されていたように思います。
サンダース軍曹はイギリス軍のP37ブレンガン・アモ・パウチを腰に下げていましたね。のちには「無限?懐パウチ」でした。
私がWW2米軍装備コレクションを始めたころはこのUSMCスタンプのマガジン・ポケットは潤沢に市場に出回ってました。お値段も大体3,000円くらいでしたので「いつでも買えるわ」とタカを括っていましたら段々と高騰して来ましたので、急いで入手した記憶があります。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。