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2021年05月23日

U.S. M1クリーニング・ロッド・ケース (M1 Cleaning Rod Case)

みなさん、こんにちは。
史上最も早く梅雨入りしたという当地大阪北河内の寓居から、ワクチン接種を受けられるのはまだまだずっと先になるのを甘受しつつ、もうコロナウィルス収束を神に祈るしかない状況を虚無の心で受け止めております。

さて、その梅雨の合間の本日晴天の下お送りする今回のネタは「M1クリーニング・ロッド・ケース(M1 Cleaning Rod Case)」です。
歩兵の全てが一人ひとり支給されていたのかはよく分かりませんが、まあ一つぐらいコレクションしておいた方が良いわなと、比較的最近入手したモノです。

↓M1クリーニング・ロッド・ケース(M1 Cleaning Rod Case)です。前回お送りしたM1 30口径継手式クリーニング・ロッド(M1 Cal..30 Jointed Cleaning Rod)を収めてます。同じドローイング・ナンバーでありながらも作りや部材に細かい差異があるバリエーション違いが沢山あります。バックルもその一つで、本個体のような「日」の字型のモノと、「目」の字型のモノとがあります。とても全パターンを蒐めることは出来ません。

本個体は、ケース本体の生地とバックルを擁する短ストラップ(正式には『チェイプ(chape)』と言うんだそうです)がODシェード#3で、縁取りテ—プとフラップを留めるための固定ストラップ(これも正式には『ビレット(billet)」と言うそうです)がODシェード#7となっている、いわゆるトランジションです。この画像では少ししか写っていませんが、背面のダブル・フック・ワイヤ・ハンガーを擁しているハンガーもODシェード#7です。

↓バックルからビレットを外して(何かしっくり来ませんね)フラップを開けました。バラしたロッドを各個収納するように袋状のケース部分がステッチで分割されています。M1クリーニング・ロッドが3分割式になる前の4分割式である時には、このケースもステッチで4分割され、ケース全長も本個体の3分割バージョンよりも若干短くなっておりました。まだ私はその4分割式バージョンのケースもロッドも持ってません。


↓ケース上部にはボア・ブラシ等を収納するポケットが設えられています。このポケットですが、本個体のようにケース本体の生地裁断の段階でポケット用の部分も含められて形成されているモノと、初期にはポケットだけを別生地で作ってケース表面に縫い付けてある形のモノがあります。


↓ケース裏側です。ダブル・フック・ワイヤ・ハンガーでベルトのアイレットに吊るして携行します。そして、兵器関係の装備品にありがちな、とてもデカデカとした制式名称「CASE, CLEANING ROD,M1」とドローイング・ナンバー「C6573」の表示。



M1 30口径継手式クリーニング・ロッドを収納してのご紹介となりましたが、M1ガーランド小銃用のM8ロッド等別のロッドを収納するのにも使われました。冒頭でも申しましたが、ロッドもケースもかなり頻繁にマイナー・チェンジが行われたために種類が数多くなりました。

国内・海外問わず結構市場に出ていますので、特に製造年やメーカー名の有無、色目にこだわりが無ければ入手は比較的容易です。国内だと3,000円前後、海外ではサープラス扱いで$10位からアンティーク扱いでの$30位で贖えます。「WW2米陸軍一般歩兵装備品コレクション」でのコレクション優先順位で言えばあまり高くは無いですが、あったら嬉しいレベルにはありますので、今後も適価で出品されてたらポチるかも知れません。

はい、今回はとてもコンパクトな記事となりました。モノがモノだけに切り口が少なかったです。バリエーション違いを沢山保有していたらそれなりに画も沢山晒すことも出来たでしょうけれども。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。またお会いしましょう。
さようなら。


  

Posted by Sgt. Saunders at 12:00Comments(0)米軍(U.S.)Fire arms-Related

2021年05月09日

U.S. M1 30口径継手式クリーニング・ロッド(M1 Cal..30 Jointed Cleaning Rod)

みなさん、こんにちは。

今日はコロナについてはアレコレ申し上げません。とにかく各人が「手指消毒・うがい手洗いの励行、密集しない」を実践して感染拡大防止に努めましょう。
当地大阪は雲が多めながらも良いお天気になりました。黄砂がやや気になるレベルですけれども。河川敷や広ーい公園でソロや家族単位でバーベキューでもしたいですね。風がやや強いので炭火じゃ焼けにくいかもしれません。

さて隔週日曜日の正午を投稿の定刻としております本ブログの今回のネタは銃器関連です。

実銃は所持不可能であるのは言うまでもありません。
実銃に合法化処理を施した無可動(不稼働)軍用銃は所持可能ですが、私が手にすることは財政的に困難ですので、銃器そのもののコレクション欲はモデルガン等のいわゆる模造銃をコレクションすることで満足させているのが現状です。
一方銃器そのものではなく、関連する「附属品」は合法所持できるモノも多く、価格面でも比較的入手が容易でありますので模造銃と併せて全体として銃器類コレクション欲を満たすのにひと役買っているところです。
この「附属品・関連品」のコレクションを私は「『実銃はダメなのでせめてアクセサリーくらいは…』コレクション」と呼んでおりますが、今回はその中からお送りします。

↓M1 30口径継手式クリーニング・ロッド(M1 Cal..30 Jointed Cleaning Rod)です。「30口径」とありますけれども、具体的にはブローニング・マシンガン用のクリーニング・ロッドです。3つに分かれており、使用時には繋いで長い一本にします。この「3本分割モデル」の先輩モデル「4本分割モデル」も存在しますが、ドローイング・ナンバーは変わりませんでした。


↓開封前の包装姿です。制式名称「(1-)Rod, Cleaning, Jointed Cal. 30, M1」、ドローイング・ナンバー「D6508237」、ストック・ナンバー「A6-6508237」、「調製対象:30口径マシンガン」、「製造者:ミネソタ州セントポールの『KOOLAIRE Inc.』」の表記。


↓表面はクラフト紙のようなもので、ロッドに塗布されたコスモリンが表面に浸出しないよう、引っ張ると伸びるビニルようのモノが裏打ちされています。


↓ハンドルに製造者略号の「KOL」のモールド。


↓裏側には何もありません。


↓ロッド先端部にはクリーニング・クロスを通すためのスリットがあります。


↓先端の先端にはネジが切られていて、と言われてもこの画像じゃよく分かりませんね


↓そのネジが切ってあるところにM2クリーニング・ブラシをねじ込んで…


↓この様にです。バレル内のお掃除が出来ます。


↓全部ジョイントさせました。スケールを並べると良かったですね。グリップ後端からクリーニング・ブラシの先端までの全長は約90cmです。画像下にあるのはこのロッドを収納・携帯するためのケース、「M1 クリーニング・ロッド・ケース」です。このケースも作りや仕様の細かい差異のあるいくつものバージョンがあります。



以上淡々と見て参りました。
実銃が汚れることは私の身にはありませんが、「クリーニングしているつもり」になって悦に入ることが出来ます。妄想して悦に入るのは楽しい事です。そう言えばM1919ブローニング機関銃まだやってませんね。

WW2中の銃器クリーニンググッズは、対応する銃の種類を問わずとても多くの改良が重ねられたため、その種類はとても多くなりました。今回のクリーニング・ロッドでもそうですが、同じドローイング・ナンバーでも「改訂」違いもあるなど、「全て」をコレクションするのは結構骨が折れそうです。
ただその分市場には多く流通していますので入手機会には困らないです。コレクターズ・アイテムにもなっているモノもありますが、サープラス品としてのモノも多いので価格的にも入手は容易です。eBayでもミリタリー・ショップのHPでも沢山の出品があります。

それでは今回はこの辺で失礼いたします。またお会いしましょう。



  

Posted by Sgt. Saunders at 12:00Comments(0)米軍(U.S.)Fire arms-Related