楽しみながら強くなれる!田村装備開発(株)の『ガチタマTV』!
2021年02月07日
U.S.アムニッション・キャリング・バッグ(後期型)(Bag,Carrying, Ammunition(TypeII))
みなさんこんにちは。
当地大阪某郊外都市は毎日最低最高気温の変化が激しいです。昨日は風も少なく最高気温が15℃を超え「春」を感じました。また、そろそろ花粉の飛散時期ですので、その対策も必要になって来ました。
新型コロナウィルスの感染者数の増加を踏まえての緊急事態宣言下、ややその増加率が若干低下したかのような様相を見せたりそうでなかったり、ワクチン接種がようやく現実的なものとなってくるなど情勢は日々変化しています。
そんな中で東北新社の幹部が総務省幹部を接待した席に同社に勤める菅首相の長男も同席していたとか、非常事態宣言下での与党国会議員の深夜の飲食店訪問問題で当初「一人で訪れた」との説明が実はウソで、「一人ではなく後輩議員も連れて3人で行ってた」のがバレた問題、新型コロナウィルスの感染防止策として政府の後押しで導入された接触確認アプリCOCOAの3割が4カ月間も機能してなかった問題、東京オリ・パラ大会組織委員会の森喜朗会長が女性に関して不当な発言を行って、それに対する批判を受けての記者会見では逆ギレしたりと、「お前ら何やってんねん!」と言いたくなることが続発しています。
さて、今回は前回の続きで「U.S.アムニッション・キャリング・バッグ(後期型)(Bag, Carrying, Ammunition(Type II))」をお送りします。隔週日曜日正午の投稿定刻通りにお届け出来ました。
↓前回も出ました画像。右が前回記事で詳解しました「初期型」、左が今回お送りする「後期型」です。

↓初期型・後期型の区別は、このキャリング・ストラップの各末端に設えられている金具の違いに由るものです、という事は前回でも申しました。右の初期型では両方ともスナップ・フックが付いているのに対し、左の後期型ではバッグ正面から見て左側のキャリング・ストラップにDリング、右のキャリング・ストラップにスナップ・フックが付いています。これもまた前回でも申しましたが、「『カーキ』が初期型、『OD』が後期型」という「色調(シェード)」のみを以て区別した訳ではありません。もっとも時系列的には『カーキ』の方が先なのですが。

↓後期型を正面から。

↓この図面も前回記事で掲げました。図面上でこのように仕様変更がなされる前後で区別しての「後期型」です。後期型の本図では本体左側の金具は青囲みの通りDリング、右側の金具は赤囲みの通りスナップ・フックです。初期型では金具は両側ともDリングです。残念ながら「初期型」の図面はまだ入手出来ていません。

↓キャリング・ストラップ同士を結合させて持ち手に出来るという点は初期型と同じです。

↓肩掛けにするために「ジェネラル・パーパス・キャリング・ストラップ(Stock No.74-S-333-50)」を繋ぎます。先輩モデルである「M-1936 od フィールド・キャンバス・バッグ・キャリング・ストラップ(Stock No.74-S-333)」は両端がDリングなので、バッグ本体の左側のキャリング・ストラップのDリングとは、Dリング同士になってしまうため繋ぐことが出来ません。

↓因みにこれが両端がDリングの「M-1936 od フィールド・キャンバス・バッグ・キャリング・ストラップ(Stock No.74-S-333)」です(補給部(需品部)Quartermaster Supply Catalog 1943年8月版 Sec.1より引用)。キャプションにあるようにM-1936 od フィールド・キャンバス・バッグやアムニッション・バッグ(赤下線)、ディスパッチ・キャンバス・ケース(いわゆるマップ・ケース)を担うのに使用されました。赤下線で言う所のアムニッション・バッグは必然的に「初期型」のバッグを指していることになります。後期型のバッグを担うにはバッグの左側キャリング・ストラップのDリングと繋ぐことのできるスナップ・フックが付いた上画像の「ジェネラル・パーパス・キャリング・ストラップ(Stock No.74-S-333-50)」が必要です。

↓上のQuartermaster Catalog 1943年8月版 Sec.1に掲載されていたM-1936 od フィールド・キャンバス・バッグ・キャリング・ストラップ(Stock No.74-S-333)は、後のQuartermaster Suply Catalog 1946年5月版 QM3-1 でこのように掲載されています。扱いがExpendable(消耗品)になり、「限定採用―費消限り支給」となります。キャプション下線部にもありますように、「このストラップは次のページで掲載のジェネラル・パーパス・キャリング・ストラップに替えられました。」

↓はい、次のページです。「ジェネラル・パーパス・キャリング・ストラップ(Stock No.74-S-333-50)」です。先輩モデルと同様にM-1936 od フィールド・キャンバス・バッグ、アムニッション・キャリング・バッグ、M-1938ディスパッチ・キャンバス・ケースを担うのに使用されました。こちらのキャプションでも赤下線部で先輩モデルたるM-1936 od フィールド・キャンバス・バッグ・キャリング・ストラップに替わるモノですと記されています。両端にスナップ・フックがありますので相手がDリングの場合は勿論、相手がスナップ・フックでも繋げます。

↓背面には特に何もありません。

↓側面も…

↓底面も、初期型と何ら変わるところはありません。

↓USのプロパティ表示。あとで見ますが、この個体は1951年製ですので省略記号の「.」無しの「US」表示が通常となった時期に突入した後のモノです。WW2中でもこの省略記号「.」無しの「US」表示は一部で見られましたが、殆どは「U.S.」でした。

↓上蓋を開けて内側を見ます。制式名称「Bag, Carrier, Ammunition」とストック・ナンバー「74-B-54-30」、製造者「TACOMA TENT & AWNING」、1951年製造、NYQMPA(New York Quartermaster Procurement Agency:ニューヨーク補給部(需品部)調達庁)」の表示。この個体はWW2後の1951年、すでに朝鮮戦争勃発後の製造ですが、「後期型」はWW2中の1944年には製造され始めています。私はまだWW2中製造分の「後期型」は入手出来ていません。また名称についてですが「carrying」ではなくて「carrier」となっている点に注意です。WW2後1945年前後から製造年と製造者名に加えてその装備品のストック・ナンバーやその名称も併せてスタンプ表記されるようになり始めるのですが、このような微妙な名称の表記違いや語の省略、簡素な言い換えはしばしば見られることです。

↓内部構造も初期型と全く同じです。右半分がポケット構造なのも同じです。

↓わざわざ区画を設けているのには、やはりそれなりの用途があるのでしょうが、私はまだ未解明です。

↓「初期型」の記事の時と同じように裏表をひっくり返しました。しっかりしたポケットです。

↓上蓋を留めるのに使うバックルは打ち抜き真鍮製。錨の刻印はNorth & Judd Mfg. Co.製であることを示します。

↓スナップ・フックも真鍮製。丸に錨のマーキング、これも上と同じNorth & Judd Mfg. Co.製でしょうか?丸が付いてるのでまた別の会社でしょうか?すみません。まだ未解明です。

↓はい、またまた出ました川越のりと先生による「コンバット・マガジン巻末イラスト・ポスター」シリーズの「ARMOURED INFANTRY」です。WW2ヨーロッパ戦線・1944年冬からのバルジの戦いで行軍中の小休止でしょうか。肩に掛けていたアムニッション・キャリング・バッグを傍らへ降ろして休息をとる兵士の図です。

↓ここに詳解されています。キャプションが「Ammunition Bag Cal..30(30口径弾薬バッグ)」となっていますが、表側・裏側の図と、スナップ・フック、肩掛けにするためのジェネラル・パーパス・キャリング・ストラップ(Stock No.74-S-333-50)が描かれています。

↓だがしかし、この兵士のイラストには「あれ?」と思う点がありました。緑丸の部分、肩掛け用のストラップの金具がDリングであります。これは青囲みの、両端の金具がスナップ・フックであるジェネラル・パーパス・キャリング・ストラップ(Stock No.74-S-333-50)とは異なる、その先輩モデルであるM-1936 od フィールド・キャンバス・バッグ・キャリング・ストラップ(Stock No.74-S-333)でありまして、となると、彼が傍らへ置いているアムニッション・キャリング・バッグは、どちら側の金具もスナップ・フックであるところの「初期型」バッグであらねばなりません。つまり、右下の赤囲いのモノは「後期型」でありながら、イラストの彼が使っているモノは「初期型」であるという点に「」あれ?」と思った次第です。イラストに接してからウン十年経って今気付きました。

2回に亘って「アムニッション・キャリング・バッグ」初期型・後期型についてお送りしました。
このアイテムも私の蒐集遍歴の中では比較的入手の遅かった部類に入ります。現在ではあんまり出物が無いようです。さっきebayやミリタリーショップのサイトを覗きましたが、レプリカは結構出ていましたが当時モノは少なかったです。大体US$40前後で入手出来そうです。前回も申しましたが、国内でも出物は少ない印象です。価格で言えば5,000円ほどあればソコソコ程度のいいモノが入手可能かなと思いますので、出物があれば即入手しておいた方が良いモノの一つだと思います。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。ありがとうございました。
当地大阪某郊外都市は毎日最低最高気温の変化が激しいです。昨日は風も少なく最高気温が15℃を超え「春」を感じました。また、そろそろ花粉の飛散時期ですので、その対策も必要になって来ました。
新型コロナウィルスの感染者数の増加を踏まえての緊急事態宣言下、ややその増加率が若干低下したかのような様相を見せたりそうでなかったり、ワクチン接種がようやく現実的なものとなってくるなど情勢は日々変化しています。
そんな中で東北新社の幹部が総務省幹部を接待した席に同社に勤める菅首相の長男も同席していたとか、非常事態宣言下での与党国会議員の深夜の飲食店訪問問題で当初「一人で訪れた」との説明が実はウソで、「一人ではなく後輩議員も連れて3人で行ってた」のがバレた問題、新型コロナウィルスの感染防止策として政府の後押しで導入された接触確認アプリCOCOAの3割が4カ月間も機能してなかった問題、東京オリ・パラ大会組織委員会の森喜朗会長が女性に関して不当な発言を行って、それに対する批判を受けての記者会見では逆ギレしたりと、「お前ら何やってんねん!」と言いたくなることが続発しています。
さて、今回は前回の続きで「U.S.アムニッション・キャリング・バッグ(後期型)(Bag, Carrying, Ammunition(Type II))」をお送りします。隔週日曜日正午の投稿定刻通りにお届け出来ました。
↓前回も出ました画像。右が前回記事で詳解しました「初期型」、左が今回お送りする「後期型」です。

↓初期型・後期型の区別は、このキャリング・ストラップの各末端に設えられている金具の違いに由るものです、という事は前回でも申しました。右の初期型では両方ともスナップ・フックが付いているのに対し、左の後期型ではバッグ正面から見て左側のキャリング・ストラップにDリング、右のキャリング・ストラップにスナップ・フックが付いています。これもまた前回でも申しましたが、「『カーキ』が初期型、『OD』が後期型」という「色調(シェード)」のみを以て区別した訳ではありません。もっとも時系列的には『カーキ』の方が先なのですが。

↓後期型を正面から。

↓この図面も前回記事で掲げました。図面上でこのように仕様変更がなされる前後で区別しての「後期型」です。後期型の本図では本体左側の金具は青囲みの通りDリング、右側の金具は赤囲みの通りスナップ・フックです。初期型では金具は両側ともDリングです。残念ながら「初期型」の図面はまだ入手出来ていません。

↓キャリング・ストラップ同士を結合させて持ち手に出来るという点は初期型と同じです。

↓肩掛けにするために「ジェネラル・パーパス・キャリング・ストラップ(Stock No.74-S-333-50)」を繋ぎます。先輩モデルである「M-1936 od フィールド・キャンバス・バッグ・キャリング・ストラップ(Stock No.74-S-333)」は両端がDリングなので、バッグ本体の左側のキャリング・ストラップのDリングとは、Dリング同士になってしまうため繋ぐことが出来ません。

↓因みにこれが両端がDリングの「M-1936 od フィールド・キャンバス・バッグ・キャリング・ストラップ(Stock No.74-S-333)」です(補給部(需品部)Quartermaster Supply Catalog 1943年8月版 Sec.1より引用)。キャプションにあるようにM-1936 od フィールド・キャンバス・バッグやアムニッション・バッグ(赤下線)、ディスパッチ・キャンバス・ケース(いわゆるマップ・ケース)を担うのに使用されました。赤下線で言う所のアムニッション・バッグは必然的に「初期型」のバッグを指していることになります。後期型のバッグを担うにはバッグの左側キャリング・ストラップのDリングと繋ぐことのできるスナップ・フックが付いた上画像の「ジェネラル・パーパス・キャリング・ストラップ(Stock No.74-S-333-50)」が必要です。

↓上のQuartermaster Catalog 1943年8月版 Sec.1に掲載されていたM-1936 od フィールド・キャンバス・バッグ・キャリング・ストラップ(Stock No.74-S-333)は、後のQuartermaster Suply Catalog 1946年5月版 QM3-1 でこのように掲載されています。扱いがExpendable(消耗品)になり、「限定採用―費消限り支給」となります。キャプション下線部にもありますように、「このストラップは次のページで掲載のジェネラル・パーパス・キャリング・ストラップに替えられました。」

↓はい、次のページです。「ジェネラル・パーパス・キャリング・ストラップ(Stock No.74-S-333-50)」です。先輩モデルと同様にM-1936 od フィールド・キャンバス・バッグ、アムニッション・キャリング・バッグ、M-1938ディスパッチ・キャンバス・ケースを担うのに使用されました。こちらのキャプションでも赤下線部で先輩モデルたるM-1936 od フィールド・キャンバス・バッグ・キャリング・ストラップに替わるモノですと記されています。両端にスナップ・フックがありますので相手がDリングの場合は勿論、相手がスナップ・フックでも繋げます。

↓背面には特に何もありません。

↓側面も…

↓底面も、初期型と何ら変わるところはありません。

↓USのプロパティ表示。あとで見ますが、この個体は1951年製ですので省略記号の「.」無しの「US」表示が通常となった時期に突入した後のモノです。WW2中でもこの省略記号「.」無しの「US」表示は一部で見られましたが、殆どは「U.S.」でした。

↓上蓋を開けて内側を見ます。制式名称「Bag, Carrier, Ammunition」とストック・ナンバー「74-B-54-30」、製造者「TACOMA TENT & AWNING」、1951年製造、NYQMPA(New York Quartermaster Procurement Agency:ニューヨーク補給部(需品部)調達庁)」の表示。この個体はWW2後の1951年、すでに朝鮮戦争勃発後の製造ですが、「後期型」はWW2中の1944年には製造され始めています。私はまだWW2中製造分の「後期型」は入手出来ていません。また名称についてですが「carrying」ではなくて「carrier」となっている点に注意です。WW2後1945年前後から製造年と製造者名に加えてその装備品のストック・ナンバーやその名称も併せてスタンプ表記されるようになり始めるのですが、このような微妙な名称の表記違いや語の省略、簡素な言い換えはしばしば見られることです。

↓内部構造も初期型と全く同じです。右半分がポケット構造なのも同じです。

↓わざわざ区画を設けているのには、やはりそれなりの用途があるのでしょうが、私はまだ未解明です。

↓「初期型」の記事の時と同じように裏表をひっくり返しました。しっかりしたポケットです。

↓上蓋を留めるのに使うバックルは打ち抜き真鍮製。錨の刻印はNorth & Judd Mfg. Co.製であることを示します。

↓スナップ・フックも真鍮製。丸に錨のマーキング、これも上と同じNorth & Judd Mfg. Co.製でしょうか?丸が付いてるのでまた別の会社でしょうか?すみません。まだ未解明です。

↓はい、またまた出ました川越のりと先生による「コンバット・マガジン巻末イラスト・ポスター」シリーズの「ARMOURED INFANTRY」です。WW2ヨーロッパ戦線・1944年冬からのバルジの戦いで行軍中の小休止でしょうか。肩に掛けていたアムニッション・キャリング・バッグを傍らへ降ろして休息をとる兵士の図です。

↓ここに詳解されています。キャプションが「Ammunition Bag Cal..30(30口径弾薬バッグ)」となっていますが、表側・裏側の図と、スナップ・フック、肩掛けにするためのジェネラル・パーパス・キャリング・ストラップ(Stock No.74-S-333-50)が描かれています。

↓だがしかし、この兵士のイラストには「あれ?」と思う点がありました。緑丸の部分、肩掛け用のストラップの金具がDリングであります。これは青囲みの、両端の金具がスナップ・フックであるジェネラル・パーパス・キャリング・ストラップ(Stock No.74-S-333-50)とは異なる、その先輩モデルであるM-1936 od フィールド・キャンバス・バッグ・キャリング・ストラップ(Stock No.74-S-333)でありまして、となると、彼が傍らへ置いているアムニッション・キャリング・バッグは、どちら側の金具もスナップ・フックであるところの「初期型」バッグであらねばなりません。つまり、右下の赤囲いのモノは「後期型」でありながら、イラストの彼が使っているモノは「初期型」であるという点に「」あれ?」と思った次第です。イラストに接してからウン十年経って今気付きました。

2回に亘って「アムニッション・キャリング・バッグ」初期型・後期型についてお送りしました。
このアイテムも私の蒐集遍歴の中では比較的入手の遅かった部類に入ります。現在ではあんまり出物が無いようです。さっきebayやミリタリーショップのサイトを覗きましたが、レプリカは結構出ていましたが当時モノは少なかったです。大体US$40前後で入手出来そうです。前回も申しましたが、国内でも出物は少ない印象です。価格で言えば5,000円ほどあればソコソコ程度のいいモノが入手可能かなと思いますので、出物があれば即入手しておいた方が良いモノの一つだと思います。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。ありがとうございました。
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