楽しみながら強くなれる!田村装備開発(株)の『ガチタマTV』!
2021年02月21日
US M1カービン・マガジン・ポケット(ナイロン縁)(M1 Carbine Mag Pocket(Nylon edge)
みなさんこんにちは。
メディアでは「東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長を辞任した森喜朗氏」なんて書かれたりしてますが、「辞任した」のではなく「辞めざるを得ない原因を作ったのに言い訳に終始して、世論に許されず、周りからも辞めて欲しいと声が上がり、やっと『俺が辞めないと収まらんのだな』と観念して辞任せざるを得なかった」が真理です。後任もすったもんだの末橋本聖子さんが五輪相を辞めて就任し、五輪相の後任には元五輪相の丸川珠代さんが就任して何とか落ち着くことになりましたが、この後どうなる事やら。新型コロナウィルスワクチン接種が優先順位に従って始まりました。美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長の呼びかけで始まり、河村たかし名古屋市長も協力した大村秀章愛知県知事リコール署名で、70%が偽造署名であると県の選管が発表。ミャンマーでは国軍がクーデターを起こし、それに対する抗議デモに参加した女性が頭を撃たれて死に至り、昨日もデモ参加者の男性2人が射殺されました。
さて、今日の予想最高気温が20℃という4月中旬の気温となりそうな当地大阪郊外都市からお送りします今回の記事は、最近入手したモノ(Recent Acquisitions)から、U.S. M-1 カービン/小銃30口径カートリッジ・ポケット(Pocket, Cartridge, Caliber .30, M-1, Carbine Or Rifle)です(記事タイトルでは文字数の制限がありますので省略した名称にしました)。
「今更?前にも記事にしとるやろ」と仰ると思います。その通りでして、例えば「M1カービン用マガジン・ポケット(Double-web Magazine Pocket for M1 Carbine )」(←クリックで別ウィンドウで過去記事が開きます。以下同じ)や、「M1カービン15連マガジン用パウチあれこれ(Magazine pockets for M-1 Carbine)」とか、「WWⅡU.S.マガジン・パウチ(その1)(WWⅡU.S.magazine pouches:#1)」とか、「WWⅡU.S.マガジン・パウチ(その2)(WWⅡU.S.magazine pouches:#2)」とか。本当にさんざんやってますね。それぞれ重点ポイントの置き場所は違うのですが。
で、何故今再び?という所ですが、「シェードの違い」とか「『ストック・タイプ』は『M1カービン専用』のことで『ベルト・タイプ』は『ガーランド小銃とカービン兼用』です」という観点ではない別の観点から採り上げました。タイトルでお分かりだとは思いますが、わたくし的にはちょっと驚きでしたので。
↓WW2終結年の1945年製U.S. M-1 カービン/小銃30口径カートリッジ・ポケット(Pocket, Cartridge, Caliber .30, M-1, Carbine Or Rifle)です。ポケット本体は一般的なコットン・ダック製。縁取り(Binding)がナイロン・テープであることが今回採り上げたポイントです。ナイロンは実際この頃には既にストッキングなどで民生品として出現していたのは知ってはいましたが。ヴェトナム戦中にナイロン繊維装備が本格的に採用されますが、それより前の1940年代中に既にナイロンが一部であるにせよ野戦装備品に採用されていた事は知りませんでした。

↓フラップを開きました。「AVERY」社の1945年製。同じAVERY社製の同じく1945年製で全コットン製なモノは結構ザラに見られますし、私も蒐集しています。縁取り以外の造りは一般的なWW2中のモノと同じです。

↓これです。同じAVERY社1945年製の全コットン製のモノです。冒頭でご案内した過去記事「WWⅡU.S.マガジン・パウチ(その2)(WWⅡU.S.magazine pouches:#2)」から画像を持ってきました。現物を持ってきて両方を並べて撮影すればいいんですけど、探し出すのが結構大変ですので今回はオミット。

↓ナイロン縁はフラップ周りとそれに続くサイドで終結します。ポケットの下辺はコットン・ダックです。過去記事と被るのを承知で申しますが、背面にはピストル・ベルトに通すためのループが設えられているだけです。この点がM1カービン専用の「POCKET, MAGAZINE, DOUBLE, WEB, FOR CARBINE, CALIBER .30, M-1(30口径M-1カービン用ウェブ製・ダブル・マガジン・ポケット)、通称「ストック・パウチ」と異なる点の一つです。

↓縁取りのナイロン部分の拡大です。ナイロン縁取りの縫い合わせは、ナイロン生地自体の末端を下へ折り込む処理はせず、裁断端は露出したままで襞(ひだ)が出来ています。

↓ファスナー(Lift the Dot)は黄銅製で、「Klikit」と「✡」と「PULL」のマークのRAU FASTENER Co.社製だと分かります。

↓サイドの縁の下端は2cm程折り返して処理されています。ヴェトナム戦時のナイロン装備のように「溶断」処理ではありません。

M-1 カービン/小銃30口径カートリッジ・ポケットにナイロン縁取りのモノがある、しかも1945年中に出現していた事を今般初めて知りました。長くこの趣味を続けて来ましたが、やはりまだまだ知らないことが多いのだと、まぁ当然のことですが痛感させられました。
このM-1 カービン/小銃30口径カートリッジ・ポケットは息の長いアイテムでヴェトナム戦中辺りまでは製造されていますので、ひょっとしたら全ナイロン製のモノもあるかもしれません。
因みに今般入手したモノ、価格は送料込みでUS$22でした。普通の一般的な全コットン製のモノの平均値よりほんの少し高めかなと思いました、その売主は全コットン製のモノも同じ価格で販売なさってました。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。また2週間後にお会いしましょう。さようなら。
メディアでは「東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長を辞任した森喜朗氏」なんて書かれたりしてますが、「辞任した」のではなく「辞めざるを得ない原因を作ったのに言い訳に終始して、世論に許されず、周りからも辞めて欲しいと声が上がり、やっと『俺が辞めないと収まらんのだな』と観念して辞任せざるを得なかった」が真理です。後任もすったもんだの末橋本聖子さんが五輪相を辞めて就任し、五輪相の後任には元五輪相の丸川珠代さんが就任して何とか落ち着くことになりましたが、この後どうなる事やら。新型コロナウィルスワクチン接種が優先順位に従って始まりました。美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長の呼びかけで始まり、河村たかし名古屋市長も協力した大村秀章愛知県知事リコール署名で、70%が偽造署名であると県の選管が発表。ミャンマーでは国軍がクーデターを起こし、それに対する抗議デモに参加した女性が頭を撃たれて死に至り、昨日もデモ参加者の男性2人が射殺されました。
さて、今日の予想最高気温が20℃という4月中旬の気温となりそうな当地大阪郊外都市からお送りします今回の記事は、最近入手したモノ(Recent Acquisitions)から、U.S. M-1 カービン/小銃30口径カートリッジ・ポケット(Pocket, Cartridge, Caliber .30, M-1, Carbine Or Rifle)です(記事タイトルでは文字数の制限がありますので省略した名称にしました)。
「今更?前にも記事にしとるやろ」と仰ると思います。その通りでして、例えば「M1カービン用マガジン・ポケット(Double-web Magazine Pocket for M1 Carbine )」(←クリックで別ウィンドウで過去記事が開きます。以下同じ)や、「M1カービン15連マガジン用パウチあれこれ(Magazine pockets for M-1 Carbine)」とか、「WWⅡU.S.マガジン・パウチ(その1)(WWⅡU.S.magazine pouches:#1)」とか、「WWⅡU.S.マガジン・パウチ(その2)(WWⅡU.S.magazine pouches:#2)」とか。本当にさんざんやってますね。それぞれ重点ポイントの置き場所は違うのですが。
で、何故今再び?という所ですが、「シェードの違い」とか「『ストック・タイプ』は『M1カービン専用』のことで『ベルト・タイプ』は『ガーランド小銃とカービン兼用』です」という観点ではない別の観点から採り上げました。タイトルでお分かりだとは思いますが、わたくし的にはちょっと驚きでしたので。
↓WW2終結年の1945年製U.S. M-1 カービン/小銃30口径カートリッジ・ポケット(Pocket, Cartridge, Caliber .30, M-1, Carbine Or Rifle)です。ポケット本体は一般的なコットン・ダック製。縁取り(Binding)がナイロン・テープであることが今回採り上げたポイントです。ナイロンは実際この頃には既にストッキングなどで民生品として出現していたのは知ってはいましたが。ヴェトナム戦中にナイロン繊維装備が本格的に採用されますが、それより前の1940年代中に既にナイロンが一部であるにせよ野戦装備品に採用されていた事は知りませんでした。

↓フラップを開きました。「AVERY」社の1945年製。同じAVERY社製の同じく1945年製で全コットン製なモノは結構ザラに見られますし、私も蒐集しています。縁取り以外の造りは一般的なWW2中のモノと同じです。

↓これです。同じAVERY社1945年製の全コットン製のモノです。冒頭でご案内した過去記事「WWⅡU.S.マガジン・パウチ(その2)(WWⅡU.S.magazine pouches:#2)」から画像を持ってきました。現物を持ってきて両方を並べて撮影すればいいんですけど、探し出すのが結構大変ですので今回はオミット。

↓ナイロン縁はフラップ周りとそれに続くサイドで終結します。ポケットの下辺はコットン・ダックです。過去記事と被るのを承知で申しますが、背面にはピストル・ベルトに通すためのループが設えられているだけです。この点がM1カービン専用の「POCKET, MAGAZINE, DOUBLE, WEB, FOR CARBINE, CALIBER .30, M-1(30口径M-1カービン用ウェブ製・ダブル・マガジン・ポケット)、通称「ストック・パウチ」と異なる点の一つです。

↓縁取りのナイロン部分の拡大です。ナイロン縁取りの縫い合わせは、ナイロン生地自体の末端を下へ折り込む処理はせず、裁断端は露出したままで襞(ひだ)が出来ています。

↓ファスナー(Lift the Dot)は黄銅製で、「Klikit」と「✡」と「PULL」のマークのRAU FASTENER Co.社製だと分かります。

↓サイドの縁の下端は2cm程折り返して処理されています。ヴェトナム戦時のナイロン装備のように「溶断」処理ではありません。

M-1 カービン/小銃30口径カートリッジ・ポケットにナイロン縁取りのモノがある、しかも1945年中に出現していた事を今般初めて知りました。長くこの趣味を続けて来ましたが、やはりまだまだ知らないことが多いのだと、まぁ当然のことですが痛感させられました。
このM-1 カービン/小銃30口径カートリッジ・ポケットは息の長いアイテムでヴェトナム戦中辺りまでは製造されていますので、ひょっとしたら全ナイロン製のモノもあるかもしれません。
因みに今般入手したモノ、価格は送料込みでUS$22でした。普通の一般的な全コットン製のモノの平均値よりほんの少し高めかなと思いました、その売主は全コットン製のモノも同じ価格で販売なさってました。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。また2週間後にお会いしましょう。さようなら。