2014年04月05日
M1 Rifle (Garand) - en bloc clip #2:M1ガーランドのエン・ブロック・クリップ その2
こんにちは。
当地は桜が満開に近いです。きのう一時的に雨風が強まりましたが、なんとか耐えてます。
前回に続き、M1ガーランドのエン・ブロック・クリップについて。
この銃にまつわる話として誰もが採り上げる、装填時の「指挟み」についても考えてみたいと思います。
と言っても、私には実銃がありません。ウン十年前に入手したハドソン製モデルガンM1ガーランドで装填動作を行ってみました。
↓①まず、オペレーティング・ロッドを最後端まで後退させ、ボルトがロックされたところで、レシーバーの切り欠きにクリップ後端の凸リブを合わせてフォロワーにクリップを上からあてがい・・・、

↓②押し込みます。

↓③一番下まで押し込みつつ・・・、、(米軍のマニュアルではクリップを押し込む時に、こんな風には押し込まず、下の④の画像のように右手の小指の付け根部分をロッド後端の突起に当てて保持するように指示しています。)

↓④オペレーティング・ロッドを少し後退させてロックを解除すると、その瞬間にクリップがマガジン内で固定されると同時に、オペレーティング・ロッド・スプリングがオペレーティング・ロッドを介してボルトを前方へ進めようとするので、親指をサッと離し・・・

↓⑤それに続いて同じくサッとロッドから手を離すと・・・、

↓⑥第一弾目がチェインバーへ送られます。

↓⑦装弾完了。

指を挟む人は④の時にモタつく、単なる不器用さんだけだと思います。まぁ、一度二度はやっちゃうかもしれませんけど慣れてしまえばなんともないレベルではないかと思います。
いや、実銃だとオペレーティング・ロッド・スプリングがもっと強くて挟んでしまうのか・・・?でも発火モデルのモデルガンならば、小さいキャップ火薬の力でもボルトを後退させられるようにスプリングを弱くしてやらないといけませんが、このハドソンのM1ガーランドは非発火モデルですので、スプリングを弱くする必要はありません。実銃並みとまではいかないまでも、そこそこの強さのスプリングが使われているのではないかなと思います。
↓おまけ。激発後のエジェクション・シーン(のつもり)。

↓最後の一発のエジェクションの後、

↓フォロワーと空のクリップが見えてます。

↓ボルトが完全に後退すると空クリップがクリップ・エジェクターによって上方へ跳ね上げられます。


その際に空クリップがレシーバー等と擦れて、あるいは飛び出したクリップが地に落ちる際「チーン」という小気味のいい(?)音が出ます。この音については「残弾が無くなったことを敵兵に教えるものとなり本銃の欠点である」、「いやいや銃声砲声入り乱れ、敵兵との距離もある中では、こんな音ごとき些細なものである」などといろいろに語られているのはご存じの通りです。

本物のガーランドを一度撃ってみたいです。グアムに行けば可能だそうです。ハワイでは小口径のピストルしか撃てませんでした。
ハドソン製のM1ガーランドのほかに、上野の中田商店で買った「不可動実銃」も持っていますが、レシーバーとボルトが鋳物の一体モノのようになってるし、トリガーはスプリングが無くてブラブラ状態でいま一つ迫力に欠けています。ストックへの検査官のカールトゥーシュが残っていたりして、そこには唯一「実銃感」を得ることができますけど。
エン・ブロック・クリップから少し脱線しました。申し訳ございません。
お付き合い下さり有難うございました。それでは、また・・・。
当地は桜が満開に近いです。きのう一時的に雨風が強まりましたが、なんとか耐えてます。
前回に続き、M1ガーランドのエン・ブロック・クリップについて。
この銃にまつわる話として誰もが採り上げる、装填時の「指挟み」についても考えてみたいと思います。
と言っても、私には実銃がありません。ウン十年前に入手したハドソン製モデルガンM1ガーランドで装填動作を行ってみました。
↓①まず、オペレーティング・ロッドを最後端まで後退させ、ボルトがロックされたところで、レシーバーの切り欠きにクリップ後端の凸リブを合わせてフォロワーにクリップを上からあてがい・・・、

↓②押し込みます。

↓③一番下まで押し込みつつ・・・、、(米軍のマニュアルではクリップを押し込む時に、こんな風には押し込まず、下の④の画像のように右手の小指の付け根部分をロッド後端の突起に当てて保持するように指示しています。)

↓④オペレーティング・ロッドを少し後退させてロックを解除すると、その瞬間にクリップがマガジン内で固定されると同時に、オペレーティング・ロッド・スプリングがオペレーティング・ロッドを介してボルトを前方へ進めようとするので、親指をサッと離し・・・

↓⑤それに続いて同じくサッとロッドから手を離すと・・・、

↓⑥第一弾目がチェインバーへ送られます。

↓⑦装弾完了。

指を挟む人は④の時にモタつく、単なる不器用さんだけだと思います。まぁ、一度二度はやっちゃうかもしれませんけど慣れてしまえばなんともないレベルではないかと思います。
いや、実銃だとオペレーティング・ロッド・スプリングがもっと強くて挟んでしまうのか・・・?でも発火モデルのモデルガンならば、小さいキャップ火薬の力でもボルトを後退させられるようにスプリングを弱くしてやらないといけませんが、このハドソンのM1ガーランドは非発火モデルですので、スプリングを弱くする必要はありません。実銃並みとまではいかないまでも、そこそこの強さのスプリングが使われているのではないかなと思います。
↓おまけ。激発後のエジェクション・シーン(のつもり)。

↓最後の一発のエジェクションの後、

↓フォロワーと空のクリップが見えてます。

↓ボルトが完全に後退すると空クリップがクリップ・エジェクターによって上方へ跳ね上げられます。


その際に空クリップがレシーバー等と擦れて、あるいは飛び出したクリップが地に落ちる際「チーン」という小気味のいい(?)音が出ます。この音については「残弾が無くなったことを敵兵に教えるものとなり本銃の欠点である」、「いやいや銃声砲声入り乱れ、敵兵との距離もある中では、こんな音ごとき些細なものである」などといろいろに語られているのはご存じの通りです。

本物のガーランドを一度撃ってみたいです。グアムに行けば可能だそうです。ハワイでは小口径のピストルしか撃てませんでした。
ハドソン製のM1ガーランドのほかに、上野の中田商店で買った「不可動実銃」も持っていますが、レシーバーとボルトが鋳物の一体モノのようになってるし、トリガーはスプリングが無くてブラブラ状態でいま一つ迫力に欠けています。ストックへの検査官のカールトゥーシュが残っていたりして、そこには唯一「実銃感」を得ることができますけど。
エン・ブロック・クリップから少し脱線しました。申し訳ございません。
お付き合い下さり有難うございました。それでは、また・・・。
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。